「#3 大口真洋選手引退セレモニー」コメント全文
いつも熱いご声援をありがとうございます。
昨日5月6日(日)の試合終了後に、「Mr.PHOENIX」こと大口真洋選手の引退セレモニーを行いました。
多くの方が最後まで残ってくださり、大口選手の新たな門出を見届けてくれました。ありがとうございました。
会場に来られなかった方、セレモニーをご覧になれなかった方に、セレモニーで話した大口選手のメッセージをお届けいたします。
大口真洋選手コメント全文
とうとうこの日が来ちゃいました。最後は勝ちたかった!やっぱりカズさん(中村和雄元HC)の言う通り、勝たないと。20年やってきた中で、一番悔しいです。でも、今日のような皆さんの声援、チームメイトの頑張り、これは忘れることはありません。
20年間チームでやってきましたけど、バスケットを始めたのは中学校。恩師の葉井先生からもありましたが、中学校からバスケットを始めて、ここまでよくやってこられたなとつくづく思っております。よく皆さんから「大口はもってる」と言われるのですが、私はプレーというよりも、周りの皆さんに支えられてここまで来ることができたと、それを私はもってるんだなと思っております。
ここまで本当にたくさんの方に支えていただきましたが、感謝してもしつくせません。こっちから見ると皆さんの顔が見えないので、一人ひとりに感謝の気持ちを言えないのですが、最後にチームの皆さんのおかげでスタートで出してもらい、プレーをできた、これが本当に嬉しかったです。
特に下の子(長男)に関しては、僕のプレーをちゃんと覚えていないと思うんですね。でも今日ご厚意でダイヤモンドシートに座らせていただきました。一番前で僕のプレーを観てくれました。多分これで覚えてくれるかな?
ブースターの皆さんもそうなんですが、家族の力というのは非常に大きく、僕を選手として送り出すために、家のことはしっかりとやってくれました。ここ(コート上)には出てこなかったですがお母さん、そして今はもう亡くなりましたが父親の支えがありました。両親には僕の思い通りに、進路などにも何も言わずここまでやらせていただきました。本当に感謝しています。ありがとうございます。
あと2階のスタンドに見えたんですが、寮のお母さん!カズさん(中村和雄元HC)も言っていたのですが、僕がこっちに来たとき食が細かったんです。でも、寮でしっかり朝晩ご飯を食べさせてもらえたおかげで、1年間で10㎏も体重を増やし、プロとしてやれる身体を作ることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
あと、弟と中学校の先輩方!大阪から来てくださりありがとうございます!
そして、高校ではライバルでしたが大学では仲間となって共に戦った●●(友人の名前)!ありがとう!
個人名をいろいろ出してしまいましたが、今日ここに来てくださった皆さまに本当に感謝しています。多分今日来てくれた皆さんは「栄光の架橋」を聴くたびに僕を思い出すと思います!うちの家族もずっと歌っています。なので、僕を思い出したくなったらぜひ聴いてみてください!
あんまりしんみりするのは嫌なのですが、本当に20年間ありがとうございました!セカンドキャリアがしっかり決まっていて、このような引退ができることは幸せだと思っています。次のステージでもしっかりと僕らしく「全心全力」で頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします!ありがとうございました!