【試合結果】プレシーズンゲーム vs大阪エヴェッサ(西地区)
2017-18 プレシーズンゲーム
【日程】 2017年9月17日(日) 14:00試合開始
【会場】 オーエスジー体育館
【対戦】 大阪エヴェッサ(西地区)
試合結果
三遠ネオフェニックス ○ 78-49 ● 大阪エヴェッサ
第1Q 23-9
第2Q 9-12
第3Q 21-17
第4Q 25-11
スターティング5
【三遠】
#5 川嶋 勇人
#8 太田 敦也
#11 岡田 慎吾
#15 鈴木 達也
#44 スコット・モリソン
【大阪】
#3 藤高 宗一郎
#9 グレッグ・スミス
#15 根来 新之助
#27 熊谷 尚也
#32 安部 潤
個人得点
#44 スコット・モリソン 18PTS
#8 太田 敦也 11PTS
#15 鈴木 達也 9PTS
#11 岡田 慎吾 8PTS
#45 鹿野 洵生 7PTS
#73 田渡 修人 7PTS
#5 川嶋 勇人 6PTS
#6 岩田 涼太 6PTS
#1 大石 慎之介 3PTS
#3 大口 真洋 3PTS
ゲームレポート
外国籍2名を欠くも、理想のバスケットを体現し快勝!
【第1Q】タフな守備と高確率のシュートでリードを奪う
ロバートとカルティエが調整中につき欠場。外国籍選手の出場はスコットのみ。川嶋、太田、岡田、鈴木、スコットでスタートする。開始20秒、スコットがオフェンスリバウンドからフォローし先制。すぐさま大阪に3Pシュートやミドルで連続得点されるも、太田のカットインに岡田が合わせ、さらに鈴木がドライブから岡田のバックドアへつなぎ連続得点。呼吸の合った連携で魅せ6-5と逆転に成功する。その後、タフな全員守備で大阪の攻撃を封じ、オフェンスでは、太田とスコットのポストプレーやスクリーンを軸に、ガード陣がボールをシェアして相手守備を翻弄。鈴木のミドルや岡田の2本の3Pシュートなど連続10得点のランを見せ、残り5分30秒で16-5と11点差をつける。その後、速攻や個人技から失点するが、堅い守備からチャンスを奪い、鈴木の3ポイントや田渡→鹿野の速攻などで得点。残り2分50秒で21-9とリードをキープする。終盤は両者得点が停滞、攻守が頻繁に入れ替わるが、残り50秒に比留木のスクリーンを起点に田渡がミドルで加点。23-9と14点リードで第1Qを終える。
【第2Q】リズムを崩す時間が続くも我慢で乗り切る
オンザコート2となった大阪を相手に、立ち上がりは攻守のリズムを崩して先制を許すも、開始から1分半、太田がスピンムーブで得点し会場を沸かせる。その後フリースローなど連続失点するが、大石の3Pシュートや、川嶋のアシスト→スコットのダンクと魅せるプレーで得点。残り7分で30-15と15点差をつける。その後も激しい守備で相手ミスを誘いチャンスを奪うも、得点にはつながらず、大阪の高さにも攻め手を封じられ無得点のまま時間は経過。30-17とされた残り2分25秒にタイムアウトを取り、立て直しを図る。その後、大阪・ウェア、熊谷に1on1から得点を許すが、オフェンスリバウンドやルーズボールから攻撃をつなぎ、田渡のパスを受けた太田がミドルで加点。終盤も我慢の守備でしのぎ、タイムアップ。このクォーターの得点は9と停滞したが、32-21と11点のリードで前半を終える。
【第3Q】全員で攻撃をつなぎリズムよく得点
開始から1分、川嶋のブロックショットを起点にアーリーオフェンスで運び、鈴木のアシストからスコットが先制する。すぐさま大阪・安部に3Pシュートを返されるが、川嶋もドライブで応戦しファウルを奪取。フリースロー2本を加点する。その後連続ターンオーバーでチャンスを献上。速い攻撃を許し失点するが、フェニックスも冷静に全員でボールを回し、川嶋のノールックパスからスコットがダンクを、川嶋のスティールを起点に太田がファストブレイクを決めきり、残り5分44秒で40-27。大阪はすかさずタイムアウトを要求する。タイムアウト明けもタフな守備で攻撃の芽を摘み、鈴木がスティールを自ら運んでレイアップ。連続6得点でリズムを取り戻す。中盤もフェニックスらしさを発揮し、全員でボールをシェアして得点につなげるが、個人技を許して失点。残り2分半で46-34と点差は変わらない。その後、太田が1on1を決め勢いに乗ると、続けざまに、ディフェンスリバウンドを奪った比留木が最前線の鹿野にロングパスをつなぎ得点。終盤に失点するも、田渡が得意の3Pシュートで加勢。53-38と点差を15に広げ第3Qを終える。
【第4Q】フェニックスらしい堅守速攻で大量リード
立ち上がりから激しい守備を起点に主導権を握り、鹿野の3Pシュート、スコットのスピンムーブで連続5得点。守備でも24秒バイオレーションを奪うなど集中を切らさず、攻撃権を奪っていく。残り7分53秒、鹿野が3Pシュート時にファウルを受け負傷退場となるが、残るメンバーが奮闘。太田→スコットのハイ・ローポストの連携やスコットのミドルなどで連続得点。残り6分15秒で64-38と11-0のラン。26点差をつける。その後、大阪・藤高にドライブを許すも、全員でボールをつないで残り4分48秒に田渡がストップジャンパー。66-40でオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、この日初めて岩田がコートイン。残り3分50秒、ゴール下に飛び込んだ比留木が左コーナーの岩田へノールックパスをつなぎ、岩田が3点打を沈める。その後、大口もこの日初でコートに立ち、会場が盛り上がる中、残り1分半、スコットが鋭いパスを大口につないで3点打。会場はさらに熱い興奮で包まれる。最終盤、岩田が2本目の3Pシュートを沈め、78-46とこの日最大の32点差をつけるが、すぐさま3ポイントを返されゲームセット。78-49と29点差で勝利した。出場した全員が、得点、リバウンド、アシストにバランスよく絡み、何より失点を50以下に抑えたディフェンスに手応えを掴んだ一戦となった。
藤田HCコメント
チーム一丸となって本当によく戦ったと思います。トランジションでも走れていましたし、ディフェンスもチームとして素晴らしかった。外国籍選手が2人欠ける中、2人のビッグマン、太田とスコットが本当に頑張ってくれました。ここにドジャーとマーティンを加えていい状態で開幕を迎えられたらと思います。台風の中、こんなにたくさんのブースターさんに来ていただき、いい雰囲気でホームゲームをさせてもらえました。毎日練習している慣れ親しんだ体育館で、こういう雰囲気を味わえてすごくスペシャルな時間でした。
岡田慎吾選手コメント
出だしからいい主導権を握れて、試合を通して僕たちがやりたいディフェンスを遂行できたのが勝因だと思います。開幕に向けてディフェンスの手応えを最も感じられた内容だったと思います。新しい選手もフェニックスのディフェンスを理解して体現できたゲームだったという印象ですね。全員で守って全員で走る。それが今日しっかりできました。マーティンとドジャーがいないという試合でしたが、今日はアツ(太田)とスコットの2人を強みと捉え、インサイドを意識しようとする部分も出せました。外国籍選手が1人ですが、この布陣でも戦えるということがとても大事ですので、今日はいい意味での試みができたのではないでしょうか。
川嶋勇人選手コメント
今日の試合は気持ちいい試合でした。みんなが自分の仕事をしっかり遂行できましたし、「気持ちいい」の一言に尽きると思います。アーリーカップ以降、危機感を持って練習に取り組んで来たのが今日の結果になったんじゃないでしょうか。練習からみんなすごく気合いが入っていて、とてもいい練習が続いていたので、それが今日出たのかなと感じていますね。勝因はやはりディフェンスでしょう。49点に抑えられたのは大きいです。また、チームの約束事である「ディフェンス、リバウンド、トランジション」をみんなで徹底しようと意識し、それができた試合だったと思います。
スコット・モリソン選手コメント
カルティエとロバートがいない中で、これだけのいいゲームができたというのは本当に素晴らしく、とても驚くような試合でした。最初から自分たちのリズムでいいスタートが切れました。とくにフェニックスのガード陣が相手のガード陣よりエナジーが上回っていたので、それが最初のリードにつながったのではないかと思います。