三河の内外バランスの良いオフェンスを止めることが出来ず敗戦

1Q

三河は長野のレイアップ、シェーファーのインサイドで得点、フェニックスはイェロヴァツの3ポイントで応戦する。コリンズワースの3ポイント、金丸のレイアップと内外バランス良く得点した三河が流れを掴む。フェニックスは津屋のレイアップ、イェロヴァツの得点で何とかついていくも、ペイントエリアで得点を重ねられ、10点差とされる。寺園、津屋が意地を見せ食らいついたものの、三河にペイントエリアで高確率で得点され、21-30と9点ビハインドで1Q終了。

2Q

ハントのインサイド、岡田のレイアップで先制すると、速攻からハントが得点し、三河がたまらずタイムアウトを要求する。フェニックスはゾーンディフェンスに切り替え、巻き返しを図るも、熊谷の3ポイント、ガードナーのインサイドで得点され、点差を詰められない。オフェンスでもシュートが入らず重い展開となるも、寺園の速攻、ハントのインサイドで盛り返し、試合を作る。終了間際に立て続けにターンオーバーから速攻を出されたフェニックスが33-50と17点ビハインドで前半終了。

3Q

何とか点差を詰めたいフェニックスはハントのインサイドで得点するも、金丸のレイアップ、速攻からの得点で突き放され、20点差とされた所で、タイムアウトを要求する。フェニックスはハントのインサイドを中心に立て直しを図るも、三河に内外バランス良く得点され、逆に点差を広げられてしまう。追い込まれたフェニックスはハントの速攻、イェロヴァツの連続得点で追い上げを見せる。フェニックスのゾーンディフェンスに対し、好調の熊谷がこの日4本目の3ポイントを決め、突き放した三河が23点リードして最終クォーターへ。

4Q

フェニックスは寺園の連続得点で意地を見せるも、ゾーンディフェンスに対し、三河に連続して3ポイントを決められ、流れが掴めない。山本のレイアップ、ハントのリバウンドからの得点で盛り返す。更に動きのあるゾーンディフェンスから粘りを見せ点差を詰めるも、三河に高確率で3ポイントを決められてしまう。ようやく津屋の3ポイントが決まり、イェロヴァツもフリースローから得点を重ねる。最後まで三河の3ポイントを止めることが出来ず、68-91で敗戦となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合は非常に難しい展開でした。
主な理由としては、自分たちが怪我人が多い状態でロスターも限られた中でしたので、とても厳しい状況でした。
特に三河さんのようなサイズのあるクラブを相手に、スモールロスターで臨むというのは試合の前から理解していましたが、難しかったです。

第1Qを振り返ると、非常に良くなかったと思っています。
自分たちがやらなくてはいけなかったディフェンス面で良くない部分が目立ってしまって、 三河さんにファストブレイクやリバウンドからの得点をかなり許してしまいました。

前半が終わって、17点ビハインドで折り返しました。
ハーフタイムのミーティングで、ディフェンスのレベルが自分たちのやるべきレベルまで達していないので、後半はそこを改善していこうと選手たちに話しました。

後半に関して、前半よりもベターにできたと思います。
前半はターンオーバーが多かったですが、後半は減らすことができました。
そこから三河さんのファストブレイクの得点が減ったこと、後半はターンオーバーを2つにできたことが良かった点だと思います。

自分たちのシューティングパーセンテージが非常に低かったです。
フィールドゴールが約41%、スリーポイントが22.7%、フリースローも60%と、三河さんのような素晴らしいクラブに勝つためには、 このような確率をもっと上げていかなくてはならないです。
オープンショットやフリースローは80%近く決めていかないと勝てないと思っています。

最後に、今日勝利した三河さんを称えたいです。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

今日は怪我人も多く、今までチームの柱としてプレーしてくれていた川嶋選手が出場できず、8人で戦わなくてはいけなかったので、 最初から難しい試合になるだろうと思っていました。
三河さんにはガードナー選手や金丸選手という1人では止めきれない選手がいるので、チームとしてそのような選手をどのように止めるかが今日の課題でした。
ガードナー選手を抑えることはできましたが、金丸選手にやられてしまいました。
チームとしては2人を止めることを1番に考えていたので、その2人に寄ったところでガード陣にスリーポイントを決められてしまったので、そこが敗因の1つだと感じています。