琉球はクーリーのリバウンドからのセカンドチャンス、フェニックスはイェロヴァツの連続得点で点数を奪い合う。琉球がエバンスのアタック、3ポイントで得点すると、フェニックスは川嶋の得点、津屋、ラベナの3ポイントで入れ返し、お互いに一歩も引かない。イェロヴァツの3ポイントカウントワンショット、激しいディフェンスから速攻が決まり、フェニックスのペースとなる。琉球並里の活躍で逆転され、20-24と4点ビハインドで1Q終了。
フェニックスは川嶋の3ポイントで先制すると、太田の得点で逆転に成功する。その後はお互いに得点を奪い合うシーソーゲームとなるも、琉球の今村に3ポイントを決められ、4点リードされてオフィシャルタイムアウト。フェニックスはイェロヴァツのフリースロー、寺園の高速ドリブルからの速攻で同点に追いつく。琉球岸本に3ポイントを決められるも、激しいディフェンスから速攻を出し、36-37と1点ビハインドで前半終了。
琉球岸本の3ポイントで先制されるも、川嶋がフリースローを沈め、流れを渡さない。更に激しいディフェンスからラベナの速攻、イェロヴァツの得点で逆転する。琉球今村が3ポイントを入れれば、フェニックス川嶋も3ポイントを入れ返し、お互いに一歩も引かない白熱した試合展開となる。粘り強いディフェンスから速い展開に持っていったフェニックスが59-60と1点ビハインドで最終クォーターへ。
開始早々フェニックスはイェロヴァツ、ミリェノヴィッチのインサイドで得点し、逆転に成功する。琉球はミスマッチを突いてエバンスが得点を重ねリードを保つ。フェニックスはイェロヴァツのフリースローで逆転に成功すると、川嶋のアシストからラベナが3ポイントを決め5点のリードを奪う。琉球は今村、並里の3ポイントで逆転するも、フェニックスはイェロヴァツの3ポイントで対抗し、息の詰まるシーソーゲームとなる。ラベナが3ポイントを決め最後まで意地を見せるも、80-85で敗戦となった。
ヘッドコーチ コメント
ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ
今日は西地区1位の素晴らしいクラブである琉球さんを相手に、非常に難しい試合だったと思っています。
自分たちとしてはけが人が出てしまったことが問題点としてあげられます。
今日の試合はスモールボールでプレーする時間帯が多かったです。
ビッグマンが2人しかいなかった状況でしたので、少しオフェンス面でもアジャストをしながらプレーをしていきました。
試合前のミーティングで話したのは、まずはタフにプレーすること、それから自分たちのやるべきプレーを選択してやる、特にディフェンスをしっかりプレーすることを話しました。
今日の試合を通して考えると、良かったプレーが多かったです。
試合に出場した選手全員がベストを尽くしてプレーをしたと思うので、選手たちに特別何かを言うことはありません。
エナジー、パッション、献身的なプレーが今日はとても多く見られたので、とても良かったと思います。
琉球さんに許したオフェンスリバウンドは11本でした。
いつもサイズの大きい選手が出ている状況でも11本以上許していたり、セカンドチャンスでもかなりやられてしまっていたので、今日はそこに関しても非常にいい形でできたと思います。
今日の試合の中でリードチェンジが25回だったのが物語っているように、選手たちがエフォートを出し切ったと思います。
琉球さんはベストなクラブですが、そのクラブとこのように戦えたというのは非常に自分たちにとって大きなことだと思っています。
試合は最後の2分で決まってしまいました。
最後5点差になってしまいましたが、最後の最後まで戦い抜いた自分たちの選手たちを称えたいと思いますし、このタフな試合を勝ち切った琉球さんも称えたいです。
選手コメント
サーディ・ラベナ
今日は自分たちはいい形でプレーできたと思います。
メインプレーヤーであるカイル・ハント選手が出場できない中、チームとして1つになってしっかり今日の試合を戦えたのは非常に良かったです。
しかし、琉球さんは西地区で1位のクラブで、試合の終盤のところで力を見せつけられたと思っています。
自分たちにとっていいレッスンになったと思うので、チームとして今日戦えた部分、それからもっとベターにできる部分を全員で考えながら、次の試合に繋げていきたいです。