名古屋Dは齋藤、エアーズのフリースローで先制する。対するフェニックスは鈴木の3ポイント、ハントのセカンドチャンスで対抗する。ライオンズのダンク、速攻から得点を許すも、フェニックスも激しいディフェンスから速攻を出し、流れを渡さない。その後はお互いが点数を取り合う競った展開となる。外国籍選手のインサイドにボールを集め、高確率で得点を重ねた名古屋Dが流れを掴み、リードを広げる。津屋の3ポイントで何とか得点を返すも、最後まで名古屋Dのインサイドが止められず、21-29と8点ビハインドで1Q終了。
フェニックスは岡田の3ポイントで先制するも、エアーズの3ポイント、インサイドで返され、点差を縮められない。シュートが入らず重い展開の中、ディフェンスで粘りを見せ、反撃のチャンスを伺う。又も、名古屋Dの外国籍選手の得点を止められず、25-40でオフィシャルタイムアウト。川嶋の得点、津屋の3ポイント、太田の得点とようやくフェニックスが流れを掴む。更に川嶋の3ポイントも決まり12点差とした所で、名古屋Dのタイムアウト。その後も勢いに乗り7点差まで詰め寄るも、名古屋Dにブザービーター3ポイントを決められ、44-54で前半終了。
名古屋Dライオンズの3ポイントで得点されるも、ハントの連続得点で食らいつく。名古屋Dの速攻、バーレルのインサイドで突き放されそうになるも、イェロヴァツの3ポイント、ミリェノヴィッチのレイアップで得点を重ね、粘りを見せる。どちらにもいかない流れの中、フェニックスは激しいディフェンスから速攻、名古屋Dはバーレルの委員サイドで得点を奪い合う。外国籍選手を中心に確実に得点を重ねた名古屋Dが16点差にリードを広げて最終クォーターへ。
フェニックスは太田の得点で先制し、ディフェンスをゾーンに切り替えて揺さぶりをかける。何とか点差を縮めたいフェニックスだったが、ターンオーバーも出て18点差とされた所でタイムアウトを要求する。ここでも名古屋Dの外国籍選手の得点が止められず苦しい時間帯が続く。その後もシュートが入らず苦しむも、鈴木 空のB1初得点、ミリェノヴィッチのレイアップで意地を見せる。最後まで気迫を全面に出し、粘り強く戦ったものの78-98で敗戦となった。
ヘッドコーチ コメント
ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ
結果として負けてしまいましたが、特に良くなかったのはディフェンスだと思います。
ここ数試合は自分たちのディフェンスがいい形でできていましたが、今日は試合の最初からソフトなディフェンスでした。
名古屋Dさんのような素晴らしいクラブ相手には、タフにプレーしていかないと勝利するのは厳しいと思っています。
ソフトにプレーしてしまった結果、イージーに相手に得点を許してしまいました。
第1Qは、名古屋Dさんがフィールドゴールがほぼ100%でしたので、最初から主導権を握られてしまったなと感じています。
第2Qも第1Qとほぼ同じ内容でした。
もしかしたら少しはベターな内容だったかもしれませんが、十分でなかったと思います。
前半を振り返ると、名古屋Dさんのフィールドゴールが75%でしたので、その数字が自分たちのディフェンスが良くなかったことを示しています。
名古屋Dさんのようなチャンピオンシップ圏内にいるクラブと戦うためには、ディフェンス面で頑張ること、それからファストブレイクのポイントも考えなくてはなりません。
そういった意味では、相手にファストブレイクポイントを19点取られてしまいました。
それから、先程も言った前半の名古屋Dさんのフィールドゴールが75%も入ってしまったので、そういった数字だと戦うのが難しくなると感じています。
後半に何回かディフェンスを変えたりしましたが、それでも名古屋Dさんにやられてしまう部分がかなりあったので、名古屋Dさんのシュートパーセンテージが高かったこと、 自分たちのディフェンス面が良くなかったことが、今日の敗因だと思います。
選手コメント
川嶋 勇人
負けるべくして負けたというのが正直な感想です。
自分たちのやられ方がすごくイージーだったと思っていて、1対1のディフェンスもできてなかったですし、チームとしてのディフェンスもできていなくて、 最終のスコアを見ても思ったより点差が離れていなかったなと正直思いました。もっと相手にやられていると思っていました。
Q:次節に向けて
A:チャンピオンシップ進出はすごく厳しい状況ですが、観に来てくれるブースターさんがいるので手は絶対に抜けないですし、 チーム的にも個人的にもまだまだ残りの数試合で成長できると思っているので、少しでも成長できるように頑張っていきたいと思います。
鈴木 空
Q:デビュー戦の感想を
A:結構久しぶりの公式戦だったので最初は緊張しましたが、地元豊橋で思い切ってプレーができたかなと思います。
Q:シュートを決めたときいかがでしたか?
A:今日決めたシュートは、相手のディフェンスをしっかり見て、ずっとチームで練習してきた動きだったので、何回も練習でやってきたことが試合でできてよかったです。シュートを決めたときは素直に嬉しかったです。
Q:桜丘高校のみんなが観に来てくれていましたね。
A:契約してから3試合は出番がありませんでしたが、今日現役の高校生の前で少しでもプレーする姿を見せることができたので、それが少しでも刺激になったらいいなと思います。
Q:応援してくれているブースターさんへメッセージを
A:今日B1デビューしましたが、試合の終盤で出る形だったので、今後もしっかり準備をしてチームの勝利に貢献できるように力をつけていきますので応援よろしくお願いします。