フェニックスは速い展開から津屋の3ポイント、鈴木のアシストからハントのインサイドで幸先よく先制する。対するSR渋谷はジャクソンのカウントワンショット、関野の連続得点でリードを奪い返す。SR渋谷は更に山内の2本の3ポイントで突き放し7点のリードを奪う。フェニックスはシュートが入らず重い展開になるも、ようやく速攻の得点が出ていい流れを掴む。ハントの得点で同点に追いつくもベンドラメに得点され、15-17で1Q終了。
寺園のドライブ、ハントのリバウンドからの得点で逆転に成功する。SR渋谷のジャクソンの得点で再逆転されるも、ハントの積極的なアタックでジャクソンをファールトラブルに陥らせ、ベンチに下げる事に成功する。インサイドが居なくなった渋谷は野口、田渡の3ポイントで対抗し4点のリードを奪う。イェロヴァツのフリースロー、川嶋の得点で逆転するも、SR渋谷の盛實に3ポイントを返されシーソーゲームとなる。オフェンスリバウンドを連続して取られ流れを掴めず、34-38で前半終了。
早く追いつきたいフェニックスは鈴木のアシストからハントの得点、イェロヴァツのフリースローで得点を重ねる。SR渋谷はベンドラメの連続得点、速攻からの得点で一気に10点差にリードを広げる。フェニックスはノーマークシュートが入らず重い展開になるもハント、イェロヴァツのインサイドの得点で食い下がる。なかなかシュートが入らず苦しむもリバウンドを奪い津屋の3ポイントに繋げる。更にイェロヴァツの3ポイント、ハントのインサイドの得点で逆転に成功する。SR渋谷も粘りを見せ55-55で最終クォーターへ。
イェロヴァツ、井上、ハントの3ビッグで勝負に出たフェニックスはイェロヴァツの3ポイントで先制する。アウトサイドシュートが入らないフェニックスに対し、SR渋谷はアグレッシブなアタックで7点差にリードを広げる。寺園の3ポイントで2点差に追いついたフェニックスは、激しいディフェンスからスティールを奪い、得点につなげる。ハントのリバウンドからの得点でついに逆転すると、イェロヴァツがフリースローで続き、4点差とリードを広げる。SR渋谷にリバウンドからの得点で1点差に詰め寄られるも、寺園がフリースローをしっかりと決めて逃げ切ったフェニックスが75-71で勝利を収めた。
ヘッドコーチ コメント
ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ
今日の試合を勝利することができて、とても嬉しいです。
SR渋谷さんは素晴らしいチームなので、そういった相手に2連勝できたというのはチームにとっても大きいと思っています。
今日は良い試合内容ではなかったと正直思っています。
昨日は12点ビハインドのところからなんとかバウンスバックして勝利することができました。
昨日の試合ではフィジカルにプレーできた部分もあったのですが、今日は疲れもあったせいで、なかなかフィジカルにプレーできませんでした。
フィールドゴールパーセンテージを見ても、自分たちが少しオフェンス面で苦戦していたことがわかります。
しかし、そういった状況の中でも、最後までタフなゲームを戦い抜いて、勝利を掴み取った選手たちを称えたいです。
前半はいい部分もありましたが、ディシジョンの部分で良くない部分があったので、そこはチームとしての課題だと感じています。
SR渋谷さんが今回ディフェンスを変えてきたので、そこに対するアジャストが上手くいかない時がありました。
昨日の後半はかなりいい形でディフェンスができたのですが、今日も後半でなんとかいいリズムを作りたいと思っていたので、 ゾーンディフェンスやスリービッグを使ったディフェンスを試してみました。
そして、リズムが少し自分たちの方に傾いてきたので、その勢いに乗って最後に勝利を掴むことができました。
また、試合の締めくくりの部分でも、今日は非常にいい形でできました。
特にリバウンド面では、SR渋谷さんに3本のオフェンスリバウンドを後半取られましたが、これは非常に少ない数字ですのでいいサインだと思っています。
ミーティングでも、リバウンドを取ることで勝利に1歩近づくと選手たちに話しました。
選手コメント
寺園 脩斗
昨日の反省点として、相手にオフェンスリバウンドを多くやられてしまったので、今日はリバウンドにフォーカスしようと話していました。
前半は結構相手に取られてしまったのですが、後半はしっかり修正できて、自分たちがリバウンドを取って走るという自分たちのバスケットができたので、そこの部分に関しては良かったと思っています。
Q:バイウィークをどのように過ごされますか?
A:けが人もまだいる状況ですので何日かあるオフで全員がしっかり休んで、チームとして見えた課題を全員で修正して、バイウィーク明けにひと回りもふた回りも成長したフェニックスをブースターの皆さんにお見せできるよう頑張っていきたいと思います。