怪我人が多い中、粘り強く戦うも名古屋Dに高確率で3ポイントを決められ敗戦

1Q

フェニックスが激しいディフェンスから名古屋Dのターンオーバーを誘い良いスタートを切る。名古屋Dはエアーズのインサイド、日本人のミスマッチをつき、得点を重ねる。粘り強いディフェンスを見せるもオフェンスリバウンドを取られ、流れは徐々に名古屋Dに。フェニックスはイェロヴァツ、ハント、太田の3ビッグ、鈴木、寺園の2ガードという異例のメンバーで対抗する。名古屋Dの3ポイントでりードされたものの、鈴木、イェロヴァツの3ポイントで3点差に詰め寄り、26-29で1Q終了。

2Q

名古屋に連続得点を許し、一気に10点差に広げられる。対するフェニックスはハント、津屋の得点で対抗し6点差に詰め寄る。またも名古屋Dに連続でオフェンスリバウンドを取られ、速い展開に繋げられない。フェニックスは再び3ビッグでゾーンディフェンスに切り替えるも、名古屋Dに高確率で3ポイントを決められ15点ビハインドとなる。寺園の3ポイント、ハントのインサイド、鈴木の得点で食い下がるも最後まで名古屋の3ポイントを止められず、43-54と11点ビハインドで前半終了。

3Q

井上、イェロヴァツ、太田の3ビッグのゾーンディフェンスから速攻のいい流れを作り、9点差と1桁差に詰め寄る。寺園のジャンプシュートも決まり7点差となるも、フェニックスターンオーバーから速攻を出され、一気に18点差に広げられる。太田のインサイド、アグレッシブなリバウンドからの得点で息を吹き返したフェニックスは、寺園の連続得点で1桁差まで挽回する。名古屋Dのインサイドでの得点で引き離され、62-77と15点差で最終クォーターへ。

4Q

井上のインサイドの得点で先制するも、またも名古屋Dに3ポイントを決められ、点差を詰められない。フェニックスのゾーンディフェンスに対し、名古屋Dは中、外とバランス良く得点を重ね点差を広げ、25点差となった所でオフィシャルタイムアウト。ベテランの太田が攻守で、気持ちのこもったプレーで意地を見せ食らいつく。津屋の3ポイント、ハントのインサイドで最後まで戦う姿勢を見せるも、名古屋Dの高確率の3ポイントを止められず80-101で試合終了となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合結果を見てみると、コート上で見た事実と点数を見ても昨日とほぼ同じ結果になってしまいました。
昨日からガード陣の人数もまた減ってしまったことで、非常に厳しいチーム状況です。
インパクトもクラブにとっても大きいと感じています。

最近の試合では、若手選手の出場機会が増えました。
若手の3選手に関しては、こういった試合からたくさん学んでほしいと思っています。
もちろん、プロの試合に出場したのは初めての選手ばかりですのでいい日もあれば悪い日もある中で、こういった試合から学んで、経験としてこれからも積み重ねていってほしいです。

試合内容に関しては昨日とほぼ同じ内容でしたが、昨日と変わった点は出場できる選手の人数です。
8人になってしまったので、ゾーンディフェンスを少し多くしてアジャストしました。
ゾーンをプレーすることは、名古屋Dさんのシュート次第というリスクがある中でのプレーでしたが、前半はスリーポイントを9本やられてしまいました。
それに加えて、リバウンドでもなかなか取り切ることができなかった部分がありましたので、前半は9点差で折り返すことになったと思います。

後半に関しては、相手の確率が少し落ちてきましたが、自分たちが点差を縮めるためのパワーが足りていなかったと思っています。
最終的には21点差という試合になってしまいましたが、後半で11点差つけられてしまいました。
プレータイムが限られた人数でプレーしているので厳しい部分はありましたが、若手の選手には出場チャンスがかなりあったので、 しっかり学んで、そこから何を改善できるのかがわかれば、もっといい選手になれることをわかってくれると嬉しいです。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

昨日に引き続き人数が少なく、さらに昨日以上に人数が少なくなって、限られた人数の中で、今日の試合はタフな試合になると試合前からわかっていましたが、 昨日の試合で失点が多く、ヘッドコーチからこれでは勝てないと言われていました。
今日は出だしの部分からディフェンスで修正できていたところもあったのですが、相手に101点取られてしまいました。
これだけ点を取られると、いくら頑張っても勝てないので、今後の課題として相手を70点台で抑えるディフェンスがとても必要になってくると思います。
100点取られてしまう理由としては、ファストブレイクポイントでやられてしまう場面が昨日も今日もあって、 外国籍選手が戻りが遅いとそれを相手に突かれてしまう時があったので、そういうときにどうするかっていうのを今後の課題として修正していきたいです。

SG

津屋 一球

出だしから点差は離れていたのですが、自分的には昨日よりはディフェンスにフォーカスして、昨日相手にやられたところを守ることができましたが、 チームとしてのアジャストや臨機応変に対応することができず、だんだん点差が離れてしまったのかなと思います。

Q:ここまでの自身の戦いぶりはどうですか。
A:特に今節が自分の中の課題と感じています。狩野選手や安藤選手とマッチアップすることが多かったのですが、狩野選手はボールを貰うまでの動きがとても上手で、 安藤選手はピックを使ってからのシュートや判断がうまかったので、プロの試合に出るようになってからいろんなすごい選手と戦うことができて、 改めてプロの厳しさや先輩たちの凄さを感じています。
チームメイトの先輩たちのディフェンスがとても良くて、自分ができていないことが多々あるので、まだまだだなと感じさせられています。

C/PF

ステヴァン・イェロヴァツ

今節を振り返っても、両日ともとてもタフな試合でした。
選手が欠けている事実はありましたが、それ以前に自分たちのやりたいバスケットができていなかったので、これから変えていかなくてはいけないと思っています。