ペイントエリアを制圧され完敗

1Q

ハントのインサイドで先制したフェニックスに対し、琉球はクーリーのリバウンドからの得点、速攻で応戦する。琉球のエバンスの連続得点で2-10と8点ビハインドとされる。フェニックスは鈴木、津屋の得点で巻き返し、5点差に詰め寄る。激しいディフェンスからタフショットを打たせるも、クーリーにリバウンドを取られ、セカンドチャンスで得点される。鈴木のアシストから津屋の3ポイントが決まるも13-20と7点ビハインドで1Q終了。

2Q

シモンズのダンク、エバンスのアタックで先制されるも、兪の高さのあるレイアップカウントワンショットで流れを渡さない。激しいディフェンスから速攻に繋げ、粘りを見せたが、エバンスの得点を止められず、17-32と引き離された所で、フェニックスのタイムアウト。ようやくイェロヴァツの3ポイントが決まり、反撃の狼煙を上げる。更にハントの連続得点、寺園の得点で盛り返すも、インサイドで主導権を握られたフェニックスが30-51と21点ビハインドで前半終了。

3Q

フェニックスは鈴木のアシストから寺園の連続3ポイントで先制し、良い流れを作る。対する琉球はクーリー、エバンスの得点で盛り返し、点の取り合いとなる。フェニックスはディフェンスで粘りを見せるも、リバウンドを取られ得点に繋げられる。寺園の2本の3ポイント、ドライブで追い上げを見せたフェニックスが55-72と17点差として3Q終了。

4Q

お互いに激しいディフェンスを仕掛け、どちらにも流れがいかない我慢の時間帯となる。ここでもクーリーのインサイドが抑えられず、点差を広げられてしまう。エバンスにも連続得点を許し、27点差となった所でフェニックスのタイムアウト。フェニックスは最後までアグレッシブなディフェンスを仕掛けるも、点差を詰めることが出来ず、72-99で敗戦となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の試合を振り返ると、昨日の試合をご覧になっていた方はご存知かと思いますが、2人のスターターの選手である川嶋選手と西川選手が負傷してしまい、 本日出場できない状況でしたので、若手の選手が普段よりもプレータイムを長く獲得しました。
チームとしては若手の選手がしっかりコートに出てプレーをしてくれたので、将来どのようにチームを作ってくれるかというのを見ることができたと思います。

ディフェンス面では昨日よりもアグレッシブにプレーできていた部分もありましたが、最終的に99失点してしまったので良くなかった部分が多くあったと思います。
ボックスアウトの部分で、特にディフェンスリバウンドをなかなか取り切ることができなかったので、実際相手に10本のオフェンスリバウンドを取られて、 セカンドチャンスから18点取られています。
そういった意味では、ほぼ100%セカンドチャンスからやられてしまったので、これから改善していかなければならないと感じています。

琉球さんはかなりリーグの中でもトップチームですので、今節の2連戦はタフな試合でしたが、琉球さんを称えたいと思っています。
次の試合まで1週間あるので、メディカルスタッフたちと協力してしっかり準備をしていきたいと思います。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

今日の試合は、昨日の試合で主力である川嶋選手と西川選手が怪我をしてしまって、試合前にチームでこういう時こそ全員でまとまって頑張らないといけないと話して、 コーチ陣からはディフェンスでアグレッシブに40分間プレッシャーをかけ続けることを言われていたので、最初のうちはプレッシャーをかける部分はできていましたが、 相手にやられるにつれてディフェンスの強度が下がっていって、 そこで相手のインサイドのクーリー選手にリバウンドを取られてセカンドチャンスポイントで得点を取られてしまい、こういう結果になったと思います。

Q:本日キャリアハイとなる23点を記録しましたが、自身のオフェンスを振り返るといかがですか。
A:前半スタートで出て、入りの時点で自分のシュートが入らず、上手くチームがリズムに乗れていなかったですが、 ハーフタイムでヘッドコーチからシュートを打ち続けろという風に言われて、それで振り切れたというか、チャンスがあったらどんどん狙おうと気持ちを切り替えました。特に点を取りに行こうと思っていたわけではなくて、 流れの中でチャンスがあったら思い切り打つっていうのを意識していたら23得点が結果的に取れたと思うので、 次の試合でもこれを意識してシュートが入っても入らなくても打ち続けていきたいと思います。

SG

津屋 一球

今日の試合は昨日の反省点だった、ビッグマンのことをもっと助けて相手のアンドワンを減らすというのが、最初から最後まで自分中心にできていなかったなと思います。

Q:2日間長くコートに立ってみて、手応えはどうでしたか。
A:個人的にはオフェンスは、先輩たちが上手くスペースを作ってくれたり、スクリーンをしっかりかけてくれたりしたので、 上手く自分の持ち味のシュートを打てるタイミングがありました。
前半はそれができていましたが、後半ではチャンスがあっても決めきれなかったので、そこは自分自身の反省点です。
ディフェンスもコーチの要求することが今日はまだできていなかったので、次はそれを徹底してできるようにして、 負傷してしまった先輩たちが帰ってきてもプレータイムを確保できるように成長しないといけないと思っています。

Q:特別指定選手として加入してから自分の成長はどう感じていますか。
A:三遠にもすごい先輩たちがいて、毎日マッチアップさせてもらっていますが、本当に学ぶことが多いです。
同じポジションの岡田選手や川嶋選手には色々教えてもらっていて、西川選手のシュートや動き方を見て学ばせてもらっています。
自分の中で本当に毎日成長できていると感じています。
そして、スキルデベロップメントコーチでもある山本選手にワークアウトしてもらっているので、日々成長を実感しています。

SF

兪 龍海

今日の試合はけが人が多数出ている状況で、若手選手の出場時間が結構長かったと思いますが、その中で何ができるかが自分の中で課題だと思っていました。
もっとできることはたくさんあったし、少なからずできたこともあったので、明後日からの練習で小さいミスとかを全部なくしていって、 けが人が戻ってきてからはさらにいいチームになっているように準備していきたいと思います。

Q:今日具体的にできたこと、できなかったことを教えてください。
できたところは、全員でハッスルしてできたと思います。
もっとタクティカルな部分で言うと、自分たちにはディフェンスの時に色々とルールがあるのですが、それを破ってしまったことができなかった点です。

Q:大学とは違うポジションでプレーしていて、短い時間で戦術を覚えないといけないと思うので大変だと思いますが、実際どうですか。
A:やるかやらないかではなくて、ここは生き残るか帰るかだと思っています。
やるしかないので、適応というよりは何が何でも自分をそうさせるしかないと思っています。