並里のアシストからクーリーのインサイドで得点を重ねる琉球に対し、フェニックスは西川の3ポイント、ハントのインサイド、イェロヴァツのドライブと多彩な攻撃でリードを奪う。フェニックスは津屋の3ポイント、イェロヴァツの個人技で得点するも、クーリーのインサイド、リバウンドからの得点で返され、シーソーゲームとなる。井上の力強いインサイド、寺園の連続ジャンプシュートで逆転するも、琉球に3ポイントを決められ、3点ビハインドで1Q終了。
フェニックスは津屋のジャンプシュートで先制するも、クーリーのインサイド、速攻からの得点で7点とされる。粘りを見せたいフェニックスはハントの連続得点で巻き返し、2-3ゾーンで流れを変える。速攻も出て31-36と詰め寄った所でオフィシャルタイムアウト。クーリーのインサイドに対しイェロヴァツが3つ目のファールを犯しベンチへ下がるも、鈴木のアタック、兪のBリーグ初得点で2点差とする。終盤は日本人選手のみで戦いとなり、琉球の外国籍選手が止められず、38-50と12点差に引き離されて前半終了。
琉球のエバンスの連続3ポイントで先制されるも、フェニックスは鈴木、津屋の得点で食らいつく。クーリーのインサイドにボールを集め得点を重ねる琉球に対し、フェニックスは鈴木を起点に攻撃を組み立て粘りを見せる。琉球の3ポイントが高確率で決まり18点差に引き離される。イェロヴァツの3ポイントで追い上げるも、その後は点数の取り合いとなり点差を詰めることが出来ない。激しいディフェンスで意地を見せ55-73で最終クォーターへ。
日本人選手のみで戦う中、アグレッシブなディフェンス、兪、井上が積極的にボールに絡み、活躍を見せる。琉球の琉球の3ポイントで突き放され、残り7分で23点差となった所でフェニックスのタイムアウト。津屋、井上の3ポイントで息を吹き返し、点差を詰める。更に津屋のカウントワンショット、兪の速攻からのレイアップで一気に14点差まで追いつき琉球がタイムアウトを要求する。その後も若手を中心に粘り強く戦うも78-92と14点差で敗北となった。
ヘッドコーチ コメント
ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ
今日勝利した琉球さんを称えたいという風に思っています。
同時に、自分たちのプレーヤーもしっかり最後まで、マイナスの状況からも諦めないで戦う姿勢を見せてくれたので称えたいと思います。
試合開始から2分くらいで西川選手が怪我をしてしまい、そのあと川嶋選手も負傷してしまいました。
最後のスコアを見ると、2人の負傷はかなり大きく影響したと思っています。
また、ディフェンス面でかなり苦戦をしてしまいました。
相手にオフェンスリバウンドを全体で11本取られてしまったので、特にクーリー選手のところのセカンドチャンス、それからアンドワンでやられてしまった印象があります。
こういった部分をしっかり明日チームとして改善していって、けが人も出てしまっている状況ですのでコート上で明日誰がプレーできるかはまだわかりませんが、若手の選手、それからベンチからコートに出てくる選手たちがしっかりコート上で戦ってくれた姿が見れたので、明日も期待したいです。
選手コメント
津屋 一球
相手の強みであるトランジションとトップのピックアンドロールで上手く翻弄されたなというイメージが残っています。
自分たちが試合中にアジャストできなかったのと、オフェンスも上手く攻められない時間帯もあって、苦しいときに相手が良い形で攻めてきたので、なかなか追い上げることができませんでした。
Q:チームハイとなる30分以上出場、そして20得点でしたが
A:思い切って攻めることができたので、個人的には練習してきたことが出せたなと思っていますが、まだまだ自分のやりたいプレーがあるので、まだまだというのは自分の中であります。
Q:明日に向けて
A:相手にやりたいことをやらせないで、自分たちのやりたいことをひたすら続けて勝ちたいです。
兪 龍海
試合が始まる前から今日は出場があると言われていたのですが、いざ第2Qが始まる前に呼ばれると口がカラカラになってきて、試合中もすごく緊張しました。
Q:悔しい敗戦となりましたが、試合全体を振り返って
試合自体は自分たちのファールもあったし、相手がすごく強力なインサイドを擁するということで、もっと自分たちウィング陣が助けてあげてもよかったのかなと感じています。
また、けが人も多数出てしまったので、若手選手が出場する時間も非常に長かったので、まだまだ力不足だなと感じました。
Q:攻守の面で十分インパクトを残したと思いますが
A:今日の自分のスタッツを見て思うことは、もっとアグレッシブにプレーしてもよかったのかなと思います。
ディフェンスリバウンドもですし、オフェンスリバウンドにあまり絡めませんでした。
スコアに関しては、欲しがるわけではないですが、もう少しオフボールの動きがうまくならないといけないなと思いました。
Q:明日に向けて
A:コーチからは走ってリバウンドに行けと言われているので、ディフェンスリバウンドにもちゃんと飛び込んで相手に取られないようにしたいです。