激しいディフェンスからスティール、速攻と秋田のお株を奪うようなアグレッシブなプレーで先制する。秋田も負けじとアグレッシブなディフェンスで対抗し、互いに一歩も譲らない展開に。スティールがリーグトップクラスの両チームらしく、激しい戦いになる。ゾーンディフェンスを効果的に使うフェニックスに対し、秋田は終始マンツーマンでプレッシャーを掛け続け、フェニックスに6個のターンオーバーを誘発しリズムを掴む。18-30と12点ビハインドで1Q終了。
2Qに入ってからも秋田のハードなプレッシャーに対してターンオーバーを犯し、流れが摑めない。川嶋のドライブから寺園の3ポイントが決まり、ようやくフェニックスの形で得点する。どちらにもいかない流れの中、我慢の時間帯が続く。フェニックスはビッグラインナップを試みるも最後まで秋田のプレッシャーディフェンスに苦しみ、37-51と14点ビハインドで前半終了。
ハントのリバウンドからの得点、ラベナのドライブで得点するも秋田もドライブから得点を返し膠着状態に入る。秋田の激しいディフェンスに対してターンオーバーを連発し、秋田に流れを渡してしまう。粘り強いディフェンスから川嶋のポストプレー、ハントのインサイドの連続得点で一気に流れを掴んだフェニックスが8点差に詰め寄り、秋田がタイムアウト。ゾーンディフェンスも使いながら速い展開に持っていったフェニックスが7点ビハインドで最終クォーターへ。
秋田は古川の3ポイントで先制、フェニックスはハントのインサイドで応戦する。ミリェノヴィッチの連続得点、寺園、イェロヴァツの得点で秋田を5点差まで追い詰める。秋田に速攻が出て9点差に広げられた所でオフィシャルタイムアウト。イェロヴァツが3ポイントを決めるもフェニックスにターンオーバーが出てそこから古川に3ポイントを決められる。最後まで粘りを見せたものの79-89で敗退となった。
ヘッドコーチ コメント
ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ
今日の試合は自分たちにとって、とても大切な試合でした。
特に秋田さんはリーグでもベストなチームの1つですので、今節はすごく重く考えていました。
秋田さんのオフェンスを何とか止めたいという思いで試合に臨みましたが、 結局前半ではかなりセカンドチャンスポイントとファストブレイクのところでやられてしまいました。
ファストブレイクとセカンドチャンスで大体25点くらい前半だけでやられてしまいましたので、そこが最終的に前半だけで51点取られてしまって、最終的な結果につながってしまったと思います。
ハーフタイムで前半やられてしまった部分について、選手たちとしっかり話し合いました。
話し合いの後で臨んだ第3Qは、かなり前半よりもいい形で改善できたので、秋田さんのファストブレイクを止めることができたと思っています。
ディフェンスを少し変えながら、秋田さんのペースをしっかりスローダウンさせて、ディフェンスではこちらがしっかりコントロールできていたので、第3Qだけで見れば秋田さんよりも多く点数がとれました。
同じディフェンスをやりながら第4Qに入りましたが、最初の数分間はよかったです。
ただ、最後の2分間は少し集中力が下がってしまって、秋田さんに大事なショットを決められてしまったケースが多かったです。
特に3回ほどオフェンスリバウンドを取られた後に得点された場面もありましたので、そういった意味では後半は良かったですが、秋田さんの方が上だったと感じています。
本日の試合はとても大事でしたし、明日の試合も自分たちにとってさらに大事な1試合になります。
しっかりチームとして全員で成長していければと思います。
選手コメント
サーディ・ラベナ
今日はとてもタフな試合でした。
秋田の選手たちは常に100%、むしろそれ以上の力で戦っていましたので、厳しい試合だったと感じています。
しかし、明日は今日とは違った、また新しい試合になります。
チームもこれから良くなっていくと思うので、全員で頑張っていきたいと思います。