【1Q】
河村、ドジャー、寺園、菅野、グラッドネスでスタート。上江田に3Pシュートで先制され、続けてギブソンにゴール下、今村にバスカンを献上。ドジャーがミドル、川嶋がジャンプシュートを連続で沈めて応戦するが、ターンオーバーが続き、パーキンズに2P、今村に3Pシュートを与えて9-18のダブルスコアに。タイムアウト後、ドジャーがゴール下を奪取すると、河村からのノールックパスを受けた西川がレイアップを決めて13-18の5点ビハインドに。太田がゴール下で奮闘するも、上江田、池田、パーキンズに得点を許し16-28で2Qへ。
【2Q】
石井に3Pシュートで先制されるが、太田がタフなゴール下を奪取。シュートがリングに嫌われ続ける中、河村がスティールからレイアップ、続けてビッグマンをかいくぐり、技ありのレイアップを沈めて流れを引き寄せる。オフィシャルタイムアウト後、河村がフリースロー、グラッドネスが連続でミドルを沈め29-37の8点ビハインドに。柏木、ギブソン、パーキンズに得点を奪われるが、ドジャーがゴール下、菅野が3Pシュートで応戦し34-46で後半へ。
【3Q】
五十嵐に連続で3Pシュート、パーキンズにゴール下を許し、0-8のランを奪われ34-54の20点ビハインドに。タイムアウト後、再び五十嵐に3Pシュート、今村にレイアップを献上するも、ドジャーがミドル、西川がフローター、河村がレイアップを沈めて応戦。勢いに乗り、西川がミドル、グラッドネスがダンク、ドジャーが3Pシュートで追撃するが、ギブソン、今村、パーキンンズに迎撃され50-68の18点ビハインドでファイナルQへ。
【4Q】
ドジャーがミドルで先制。鵜澤に3Pシュートを奪われるも、直後に河村が3Pシュートを返上すると、爆発的な追い上げが開始。再び河村が3Pシュートを沈めると、直後にスティールからゴール下をゲット。勢いは止まらず、河村が3連続で3Pシュートを決めると、オフィシャルタイム後も攻撃力が爆発。寺園、ドジャーが3Pシュート、河村がレイアップ、再びドジャーが3Pシュートをゲットし、グラッドネスがフリースローを沈めて77-79の2点ビハインドに迫る。その後、河村が4本目の技あり3Pシュートを沈めるも、5ファールからのフリースローで失点を重ね、80-89で試合終了。個人得点24点をマークした河村を起点に、リズムが噛み合ったチームの追い上げ力には目を見張るものがあった!
ヘッドコーチコメント
鹿毛誠一郎
(試合を振り返って)
今日はヘッドコーチ不在の中、非常に難しい状況ではあったんですけど、本当に選手は一丸となって最後まで激しく戦ってくれたと思います。
今日はとにかく速い展開にして、ファストブレイクをどんどん狙っていこうということは言ってたんですけど、そこは18対10というところでたくさん出せたかなとは思います。
ただやっぱり負けたのは、いつもの課題であるリバウンドからの失点とターンオーバーからの失点ですね。ここがやっぱり多いのでそこをどれだけ減らしていけるかっていうのが今後の課題だと思います。
選手コメント
河村 勇輝
(試合を振り返って)
プロとして初めてのスタートとして出させていただいて、スタートの責任を全うしてしっかりと勝利に貢献出来るように最初から頑張っていこうと思ったんですけど。ガードとしてのコミュニケーションであったりそういうところがスタートとしてまだまだ経験不足というところもあって。最終的に上手く追い上げたかなという風には思ったんですけど、最後の詰めのところもガードの自分のコントロール不足であったりそういうところが出たので、凄く反省する試合でした。
(後半動きが良くなりましたが、自分で変えた部分は?)
前半自分もちょっとシュートが当たっていませんでしたし、後半入りでやられて点差が広がってしまったので、その中で自分が出来ることを考えた時に、少し相手のディフェンスっていうのが自分のシュートをディフェンスしない感じもあったので、その中で自分がもっともっと点を取っていけば、周りの選手もやりやすくなるんじゃないかなと思って積極的にシュートを狙うようにしました。
(改めてプロとして3戦目となりましたが、自分の中で通用しているなと感じる部分は?)
スピードであったり泥臭いディフェンスです。やっぱりあとは3ポイント。まだ波はあるんですけど、しっかりとこれから経験を積んで練習を重ねていけば、もっともっと止めにくい選手になれるし、なっていきたいなっていう風に思います。
(五十嵐選手とのマッチアップとなりましたが?)
バスケット選手の中ではベテランというか、そういう意地というものを凄く対決して感じました。まだまだ自分ような若手は、もっとフレッシュさを出して若手にしか出来ないことをやっていかないといけないなっていう風に思いました。
(ディフェンスの面では凄くアグレッシブに行っているなという印象でしたが?)
やっぱりそれは五十嵐選手であれ、どんな選手であれ、自分の中で遂行していかないといけない部分だなっていう風に思っているので。どんな選手であれしっかりとプレッシャーをかけてやっていきたいなと思っています。
(トップレベルの3試合を戦って、自身が成長しているなと感じる部分は?)
本当に今自分が高校生としての立場で、凄く自由にプレー出来るのもフェニックスの河内ヘッドコーチだったりスタッフ陣であったり、先輩の皆さんが凄くやり易い環境であったり、コミュニケーションとかも凄く取ってくださるので。そういう選手たちの分まで絶対に勝ちたいという気持ちは今でも凄く膨らんでいるので。負けてしまったので、まずは次の試合にアジャストして絶対に勝ちたいなっていう風に思っています。
(五十嵐選手と対戦して吸収出来るなと感じる部分は?)
チームメートとのコミュニケーションであったり、勝負所で3ポイント、フリースローを確実にシュートを決めていたので。そこはベテランというか、ずっとバスケット界を支えてきた先輩プレーヤーなので、そういうところは凄く自分としても、もっともっとやっていかないといけないなという風には思いました。
(ラマスHCが「リーグで結果を出していけば(A)代表に入る可能性もあると思う」と報道もありましたが、それについては?)
凄く光栄なことですし、自分としても最終的な目標は、日本代表のポイントガードになることが一番の夢なので。でも、今自分の一つの身近な目標が、1勝する。プロとしてチームを1勝させることが今自分の中で一番の近い目標なので。そういう大きな夢は見てますけど、近い目標に向かって全力でやるだけです。
選手コメント
太田 敦也
(試合を振り返って)
怪我だとか色々コンディションが整わなくて全員揃うことが本当に今シーズン少ない中で、今が一番少なくなっている状況なんですけど。やっぱり出だしが一番物語っていたかなと思います。出だしで相手に3ポイントを決められて、最後の方追い付いたんですけど、最初に離された点数というのが大きくて届かなかったっていう試合でした。
やっぱり出だしだとか、今シーズン一番の課題だって言うぐらいの3Qの出だしというところで、今後の試合にもっと個々で、特にスタートで出ていくメンバーが意識して試合に入っていきたいと思います。出だしっからギアをしっかり最速まで上げられるように、メンタルを持っていってやりたいなっていう風に思ったので、また次の試合でそれを見せられるようにステップアップしていきたいなと思います。
(相手は中外バランスの良い攻撃に、インサイドの強力なデュオのアタックと苦しめられましたが?)
やっぱりガツガツと中でパワーで押し込んでくるタイプだったので、それに対して僕らビッグマンがしっかり受け止めて、周りの選手も手を出すだとか。ただオーバーヘルプし過ぎると今日みたいに3ポイント決められてしまうので、もっと邪魔する技術も必要なのかなと思います。
(チームには特別指定選手の河村選手が加入し鮮烈なデビューを飾りました。年齢が半分ほどのプレーヤーですがどのように感じていますか?)
若いというのもあるんですけど、凄く思い切ってプレーしてくれるので凄く助かるし、他の選手とかにも凄く良い刺激になっていると思います。ただやっぱり彼に付いて行くんじゃなくて個々で奮起して、しっかりと自分の強みだとかパフォーマンスを上げていかなきゃいけないと思うので。もちろん彼がずっと居るわけではないので、次の試合からガラッと自分自身が切り替えてやれるようにして行きたいです。凄くチームにとってプラスになっていますし、刺激になっています。