【1Q】
寺園、太田、岡田、西川、バローンでスタート。太田がミドルで先制。直後に寺園がフローターを沈めるが、ミークスにゴール下を奪われると、松島にロングの2P、川邉にゴール下、トラソリーニにダンクを献上。だがタイムアウト後、寺園がフローターシュート、バローンがゴール下を連続で奪取、新加入のグラッドネスが渾身のダンクを決めて14-12と逆転。パスミスからミークスに得点されるも、菅野が連続3Pシュートを返上し20-20で1Q終了。
【2Q】
内田にミドルジャンパーで先制されるが、太田がすぐさま2Pを奪取。北海道のディフェンスが強化され、ファールトラブルが続く中、松島にゴール下、トラソリーニにダンクを献上し、24-33と9点ビハインドに。だがタイムアウト後、西川の攻撃力が爆発。ロングの2Pを沈め、鈴木からのロングパスを受けてゴール下、直後に再びロングの2P、鋭いドライブからレイアップを奪取。最後は川嶋がパスカットからバックシュートを沈め、36-38の2点ビハインドで後半へ。
【3Q】
太田がバスカンで先制すると、絶好調の西川がロングの2Pを沈めて逆転に成功。川邉、トラソリーニにフリースローを奪われるが、寺園が3Pシュート、川嶋がゴール下を返上し、北海道を上回る強烈なプレッシャーを与え続けて追加点を阻止。川邉にゴール下を許すも、西川が2Pと3Pシュートを立て続けに決め、魔の第3Qを8失点に抑えて、50-46の4点リードでファイナルQへ。
【4Q】
トラソリーニにゴール下を先制され、続けて3Pシュート、パスカットから桜井にレイアップを決められ52-53とリードを許す。だが、ここからフェニックスの反撃が爆発。バローンが3Pシュート、フリースロー、ゴール下、太田がインサイドを沈め、61-55と逆転。タイムアウト後、ミークスに4得点奪われるも、寺園がゴール下、バローンがミドル、グラッドネスがファストブレイクから豪快なダンクを叩き込み、67-59とリードを広げてタイムアウトに。再開後も勢いは止まらず、寺園と鈴木が続けてレイアップ、グラッドネスがダメ押しのダンクを奪い、74-61の13点リードで試合終了。チームケミストリーが高まった時の新生チームに「連勝」を期待させる団結力を見た!
ヘッドコーチコメント
河内修斗
試合後のインタビューでもお話をさせてもらったんですけど、選手の頑張りと、ブースターの声援が、やっと一つの結果に繋がったことを嬉しく思っています。
(初勝利ということになりましたが今までの試合と今日の試合、何が違ったのか?)
もうほとんど多く、言ってみれば全て変わったと思います。練習の準備もそうですし、1週間非常に良い練習が出来ましたので、このまま試合に持っていこうというところも選手と話していました。ミスをした後の声の掛け合いですとか、ミスをした後のディフェンスの踏ん張りですとか、そういったところでチームが我慢強く40分間戦えたという風に思っています。
(選手にはどのような話を?)
上手くいったところと上手くいかなかったところがあったので、そこは選手にフィードバックをしたいと思います。今日の試合は戦術よりもチームで戦うというところを意識しましたので、そこに関しては満足しています。
選手コメント
西川 貴之
※ヒーローインタビューより
(初勝利おめでとうございます)
ありがとうございます。
(ここまで連敗中はどうでしたか?)
本当に辛かったですし、ずっとみんな暗闇の中にいるような感覚で。本当に長かったですね。
(地元札幌での試合ということで良い意味で切り替えが出来たのでは?)
ちょうどバイウィークがあったので、そこで少し立て直すことが出来たと思うので、その結果今日勝てたと思います。
(序盤から皆さん非常に気合が入っていましたね?)
みんな今日で絶対(連敗を)止めるっていうようなことを話していたので、みんな今まで以上に気合が入っていたと思います。
(二桁得点いきましたが?)
アグレッシブに攻めるしかないと思っていたので、結果的に二桁取れて良かったと思います。
(明日に向けて)
今日勝ったことでやっとスタート出来るなっていう感じなので、明日もしっかり勝って、良い流れでまた来週を迎えられるように頑張りたいと思います。
選手コメント
鈴木 達也
まず今日はチームとして40分間エナジーをもって、チーム一丸となって戦えた、これが一番大きいですね。僕はBリーグ、今シーズン初めて出場したんですけど、怪我で出遅れて、その間チームは良く頑張ってくれていたし、ただ勝利に恵まれなかったっていうところはあったんですけど。本当に今日ここからまた新しくスタートすると僕たちは思っていますし、ブースターの皆さんもこれから新しいフェニックスがまた始まっていくぞっていう風に感じてもらえたら嬉しいです。
(天皇杯も出場はしましたが今日のプレータイムは15分26秒でした。懸念される試合勘は?)
天皇杯の時は怪我を恐れて全くプレーが出来なかったです。もちろん痛みもありました。ただ、今日Bリーグのゲームでお客さんも沢山入っている中で、もちろん自分もアドレナリンが出て、痛みを恐れてプレーすることは無かったですけど、試合勘というのはそうそう簡単に戻るものじゃないし、今まで約4か月間、試合どころか練習もまともに出来なかったので。その割にはある程度チームが求めていることっていうのは出来たんじゃないかなとは思います。ただ自分の中ではまだまだ全く満足出来ていないし、たびたび疲労で足が止まるところがあって、なかなかゲームの流れに自分が先陣を切って、ゲームを作るっていうのはなかなか難しかったという試合でした。
(その中でもベンチからチームメイトを鼓舞したり、声をかける姿が印象的でしたが?)
ここまで16連敗してきて、何が足りないかって、今回初めてベンチサイドからじゃなくて、コートに入って思ったのが、やっぱりエナジーのところでした。もちろん戦術や選手の組み合わせなど色々あるんですけど、僕はやっぱりディフェンスからエナジーを出して、チームとして戦うっていうそこを表現したかったので。それにみんなが応えてくれたかなって思います。
(明日に向けて)
もちろんまだ僕たちは何も成し遂げたわけではないです。ただ僕たちにとっては今日の試合が非常に大きな一戦になったので。みんな良い方向を向いていると思うので、本当に明日からまた新たなスタートということで、ブースターの皆さんと戦っていきたいです。