リベンジ完遂まであと一歩!強豪を追い詰めた団結力にチーム復活の兆しを見た!

全体

【1Q】
寺園、ゴーバン、西川、菅野、バローンでスタート。ファジーカスに2Pで先制された後、両チーム無得点のまま重い展開が続く。リズムを変えたのは西川のフローター。続いて菅野がロングの2P、ゴーバンがフリースローを沈め2-7とリードを奪う。再び西川がミドルの2Pを決め、バローンがゴール下、川嶋が3Pシュートで応戦し6-14とリードを広げる。タイムアウト後、藤井、カルファニに得点を許すも、西川が3Pシュート、ゴーバンがミドルをゲット。12-19の7点リードで1Q終了。

【2Q】
ファジーカスに2Pで先制され、すぐさま川嶋、バローンがゴール下を奪い返すが、タッチの合い始めたファジーカスに連続で3Pシュートを奪われ22-25とリードを縮められる。タイムアウト後、ゴーバンのゴール下、西川のフェイダウェイで得点を重ねるも、ヒースにアリウープと3Pシュートを献上し31-30と逆転される。終盤戦、川嶋のディフェンスが光り、バローンが3Pシュートとゴール下、ゴーバンが2P、川嶋自身がタフな3Pシュートを沈め、39-42の3点リードで後半へ。

【3Q】
ファジーカスに2Pで先制されるが、西川が0度のジャンパーで応戦。ここから両チームの激闘が開始。カルファニの3Pシュートで同点となるも、西川がジャンパー、バスカンをゲットし逆転。すぐさま辻に3Pシュート、篠山に2Pを返されるが、川嶋のアシストからバローンがダンクを決め49-51とリードを死守。その後、大塚の3Pシュートで再度同点となるも、岡田がフローターを沈め、バローンの3Pシュートで逆転。ファジーカス、ヒースの得点に苦しめられる中、寺園が渾身のフローターを沈め、62-62でファイナルQへ。

【4Q】
太田がゴール下のタフショットで先制するが、カルファニ、ヒースの3Pシュートが爆発し、71-64とリードを許してしまう。だが、川嶋のアシストからバローンが3Pシュート、ゴーバンがコーナー3を沈め71-70の1点ビハインドにまで詰め寄る。ワンポゼッションの攻防が続く中、タイムアウト後、ターンオーバーからファジーカスに得点されるが、川嶋が渾身の3Pシュート、ゴーバンがゴール下を奪い、再び80-79の1点ビハインドに。だが奮闘惜しくも逆転叶わず、81-79で惜敗。復活の炎を燃え上がらせ、次節昨年Bリーグ覇者との戦いに挑め!

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

河内修斗

チームとして40分間戦えた試合だったと思います。強豪の素晴らしい川崎さんから多くの物を学ぶことが出来ました。次もまたアウェーで東京と戦うので、そこでまた良い試合が出来るように、1週間の練習からチーム一つになって戦っていきたいと思います。

(学びを得られたという部分を具体的に)
ディフェンスの強度のところと、選手の特徴を活かしたオフェンスのプレーなどですね。自分たちの外国籍選手はまだ1年目ということもあって、それぞれの良さを活かせるようなプレーがまだ出来ていないので。そういったところはチームケミストリーという点で凄く学ぶ物があった2試合になりました。

(HCから見て勝ちが得られない最大の理由はどのあたりにあると考えていますか?)
全てだと思います。一つも(勝利が)取れていないので。メンタルの方も、戦術的なところも。なので今、一から作り直しています。

(オフェンス面とディフェンス面ではどちらに重きを?)
ディフェンスです。

(2Qでスティールが上手く出来た要因は?)
スティールに関してはギャンブルをすることを許しているわけではなくて、その中で以前よりもアグレッシブなディフェンスのチームになるということで、ディフェンスの付き方を変えたり、手の動かし方だったり変化が出てきていますので、ディフレクションだったり、スティールのケースが出てきたのかなと思います。他にはポストアップのところのダックインに対して、しっかり体を当てるということをビッグマンたちが頑張ってくれた結果なのかなという風に思っています。

(オフェンスでロング2になってしまうシチュエーションが多かったですが、川崎の守備が良かったからなのか、作り直している部分からくるものなのか?)
ロング2を打つなという指示は出していません。当然オープンな3ポイントを狙うところもそうなんですけど、自分たち選手の特徴に合わせた点の取り方、3ポイント以外の点の取り方が得意な選手もいるので、そういったところでロング2という見方が出来るケースがあったのかなと思います。

選手コメント

SF

西川 貴之

(20得点の大活躍となりましたが自身の評価は)
昨日はファウルトラブルもあってなかなか波に乗れなくて。今日は昨日より絶対に良いパフォーマンスをしようと思ってコートに立ったので、結果昨日より良いパフォーマンスは出来たので、個人としては悪くはなかったかなと思います。

(チームとしてはあと1本というところでしたが、この2試合で上向きの手ごたえはあるのかまだまだなのかどのように感じていますか?)
負けは負けなので、満足しているかと言えば全然満足はしていないんですけど。昨日まで3Qで点差開けられてしまって、4Qでもうギブアップというような形だったんですけど、今日は何とか粘って最後1ポゼッションで、勝てるんじゃないかなというところまで行けたので。そこで勝てないのは一つ一つのミスだったりとか、川崎さんと今の僕らとの違いだったと思うので。1Qのミスなのか分からないですけど、そういうのを一つ一つ消していけば、勝てると思うのでこのまま成長していければと思います。

(最後まで粘れる時間が増えた手ごたえは?)
今日は出だしからシュートがお互い入らなくて重たい展開だったんですけど、その中でディフェンスが今までで一番良かったかなと思うので。やっぱりディフェンスを今日のように頑張れれば、ああいう展開になるのかなと思いました。

(チームとして結果は出ていないですが、移籍してきて個人としてスタッツを残していますが)
自分が何点取ろうが負ければ意味は無いので。自分が何点取ろうが満足はしていないので。早く勝ってみんなで戦って勝った瞬間を味わいたいと思っているので、まずは勝つことが第一の目標というか求めている物です。

(試合に出ていることに関しては)
試合に出るからにはやっぱりチームに貢献しなきゃいけないと思っているので。そこは出られているから楽しいというよりかは、しっかりプレータイムを与えてもらっている分、結果を出さないといけないので。そこは出ているから満足というのではなくて、結果を出すということを考えているので。

(HCから求められていたものと、自分が出せている結果に対する評価は)
コーチもまだ変わったばかりなので、100%コーチの要求を理解出来ているかというと出来ていないと思うんですけど、点数を取ってオフェンスの面でチームに貢献するっていうのを求められていると思うので。コーチが変わってから2試合目に点を取ることが多いので、常に二桁を取れるように。その安定感というのがもっと必要かなと思っているので、まだまだ出来ていないと思います。

(今シーズン2番目に高い得点となりましたが、1試合のシュート本数など目標はありますか?)
1試合で何本打とうというのはそんなに考えていないんですけど、確率っていうのは意識しているので。むやみやたらに打つというのではなくて、しっかりより自分がノーマークの状態で打とうとは思っているので、確率は意識しています。

(HCが変わり方向性は定まってきていると感じているか?)
コーチが変わって戦術も全然違うようになったんですけど、割と去年の三遠のスタイルに近いとみんなが言っているので。他のみんながやり易そうな感じなので、そこに僕がしっかりフィット出来れば、この14連敗している流れというのは変えられると思うので、その部分では良くなっていると思います。

(来週はアルバルク東京戦に向けて自身の注目してほしいプレーは)
まだ1勝も出来ていなくて本当に全員が苦しんでいる状況なんですけど、そこを打破するためにはチーム一丸となって戦うしかないので。スタッツに残らないルーズボールであったりとかそういうところを含めて泥臭く戦うのが三遠の持ち味であり、今後やらなくてはいけないところだと思うので、その辺を見ていただきたいと思います。