ハイエナジーをキープし前半リードするも、後半の勝負所で勝ちきれず敗戦。

全体

【1Q】
イーバンクス、寺園、西川、菅野、バローンでスタート。西川が3Pシュートで先制、続いてイーバンクスも3Pシュートを沈め、好調な出だしを見せる。だが、オマラにダンク、ハレルソンに3Pシュートとゴール下、合田に3Pシュートを決められ、立て続けに失点。6-12のダブルスコアをつけられるが、タイムアウト後、太田のリバウンドとアシストが冴えわたり、ゾーンに入った西川が3Pシュート3本とロングシュートで計14得点を上げ、17-16の1点リードで1Q終了。

【2Q】
絶好調の西川がミドルのジャンプシュートで先制。太田がフリースロー4本、バローンがリバウンドを押し込み、寺園がコーナーからロングの2Pを決めるなど、リズムよく試合が展開していく。オフィシャルタイムアウト後、ブラウン、橋本、合田に3Pシュートを奪われるも、チームケミストリーは高まり続け、勢いに乗じて寺園の得点力が爆発。3Pシュートを2本、鋭いドライブからレイアップを沈め、40-37の3点リードで後半へ。

【3Q】
ハレルソンにフリースローで先制されるが、寺園が得意のフローターで返上。だがオマラ、ハレルソンのホットラインが噛み合い、フリースロー、ゴール下、ダンクを献上、42-48と逆転されてしまう。西川が3Pシュートで応戦するも、橋本にゴール下を許した後、合田にコーナー3を連続で沈められ、47-58と一気に二桁ビハインドに。その後、イーバンクスが3Pシュートとゴール下、バローンがダンクを叩き込むなど、果敢に攻めるが点差を埋められず。54-64の10点ビハインドで最終Qへ。

【4Q】
西川がフリースローで先制。伊藤に3Pシュートを返されるも、バローンがオフェンスリバウンドを沈め、イーバンクスが3Pシュートとゴール下を奪取し、63-70と一桁ビハインドまでつめ寄る。だがオフィシャルタイムアウト後、西川がアンスポーツマンライクファールを取られると、好調だった流れが停止。橋本にフリースロー2本、ハレルソンに連続3Pシュートを決められ、65-83と18点差をつけられる。イーバンクスが3Pシュートと2Pで応戦するが、橋本、ブラウンに得点を許し、70-87の17点ビハインドで試合終了。チームが初勝利を得るには、いち早く新戦術に適応する必要があるだろう。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

河内修斗

2日間キッズデーとして多くの子どもたちが来てくれて会場を盛り上げてくれて凄くチームの力になりました。アウェーが4試合続くのでチームが少しでも成長できるように戦っていきたいですし、選手たちはハードワークをしてくれていますので、早く結果を出したいと思います。

(昨日と同じく後半から崩れてしまいましたが)
そこに関してはエナジーを40分間続けたいんですけど、続けられていないので40分戦えるようにします。

(勝利に向けて足りないものとは?)
今やれることをやるだけなので、チームが一つになることだと思います。ヘッドコーチが交代することになって、システムがまた変わりましたし。オフェンス、ディフェンスともに変わっているところがあるので、大きい言い方をすれば一からまた作っているような状態なので、そこでチームが一つになって同じオフェンス、ディフェンスをして共通理解でできるようにすることが大事だと思っています。

選手コメント

SF

西川 貴之

個人的には攻められるところは攻めようと思っているので、たまたまそれ(3ポイント)が入ったので前半は良かったんですけど。試合結果として4Qの最後で点差を開けられて負けてしまったので。非常に残念というか、今の現状を変えられなかったなと思っています。

(第1Qは感触が良かった?)
感触というか打てたら打とうと思っているので、そこは迷いもなかったですし、自分のリズムで打てたと思います。今日はどんどん攻めようと思っていたので、自分がスコアしてチームを引っ張ろうと思っていたんですけど、結果として勝てなかったので、自分の役割を果たせなかったなと思っています。

(第3Qで落ちてしまう感じが続いていますが)
僕らも12試合やって3Qで点差を開けられてしまう傾向があったので、まずはディフェンスを頑張ってそういう展開にならないようにしようと言ってるんですけど、なかなか実行できていないというか。自分たちもそこが弱点だと把握しているんですけど、変えられていないというのが現状です。

(ヘッドコーチが交代になったことによって指示や戦術で一番大きく変わったところは?)
オフェンスもディフェンスも両方とも前のコーチとはシステムを変えている最中なので。正直変わってから時間が全然なかったなかで、やれることをしっかり自分たちは明確にして取り組んだつもりだったんですけど、まだまだ精度が高くないので。その結果がこの試合に出てしまったのかなと思います。

(ヘッドコーチが交代してまだ2試合ですが、選手の皆さんの手ごたえは?)
今までの10連敗もヘッドコーチ1人の責任ではないと思うんですけど、河内さんがヘッドコーチになって、早く河内ヘッドコーチのために勝利をしてあげたいとはみんな思っていると思います。この2試合でも何とかして勝たせてあげたいという風に思っていたので。そこはチーム全員が思っていると思います。

(アウェーで川崎、A東京と強豪との対戦が続きますが)
相手がどこであれ僕らは向かっていくしかないと思うので。相手どうこうというよりは強いから勝てないというのではなくて、強い相手だろうが向かっていくしかないと思っています。

選手コメント

PG

寺園 脩斗

ヘッドコーチが変わって修斗さんになって、オフェンスとかディフェンスとかシステムを色々変えて。システム的には選手たちも迷いなくやれているんで、無駄なターンオーバーが減っているっていうのは事実なんですけど。それでもやっぱり3Qでターンオーバーが続いたところでディフェンスの戻りも遅くなって相手に3ポイントをやられたり。そういうところが今の自分たちの弱さであって、そこはシステムどうこうじゃなくて、ミスしてもとりあえずディフェンスに戻るという気持ちがまず大事で。今はそこを修正しなきゃいけないところかなと思います。

(大阪伊藤選手との対決は注目を集めましたが)
チームが勝つことが僕にとっては一番大事なので。そこで自分の仕事を全うするっていう気持ちでやっていましたけど。それでもやっぱりあれだけ煽られたらやっぱり意識していないかと言われると、してたんではないかと思います。昨日あれだけ活躍されているんで、今日はやっぱり逆に自分もやり返さなきゃいけないという気持ちで試合前にはいました。 昨日あれだけ好き勝手にやられて、ガード陣がピックアンドロールで引き出されてパスされて相手ビッグマンにやられるっていう展開、自分で引きつけてビッグマンを活かすというは、伊藤達哉選手の強みなので。その部分で今日はチームの共通認識として、伊藤選手の強みを消すようチーム全体で遂行できたことは良かったんじゃないかと思います。

(ヘッドコーチ変わって時間が無かった)
システム的なところで自分たちが狙いとしているところでは良かったんじゃないかと思いますが、まだ細かいところまでは2回の練習ではできていないので。難しいところですけど、大阪との2戦は落としちゃいけないという気持ちで、相手よりも自分たちのことを今週はやってきたので。その点に関しては良かった部分もあれば悪かった部分もあるので、次の1週間で準備して川崎戦に臨まなきゃいけないなと思っています。