川嶋、長谷川、鈴木、セドリック、ウィリアムでスタート。開始26秒、セドリックがオフェンスリバウンドをダンクで沈め先制する。すぐさま新潟の素早い連係に失点するが、長谷川のスティールから川嶋→ウィリアムとつないで速攻レイアップ。新潟・ガードナーにゴール下を制されるも、セドリックのピック&ロールから鈴木が3Pシュート。開始1分57秒で7-4と好調に走り出す。その後堅守で新潟の連係を封じるが、ガードナーに1on1から崩され失点。それでもピック&ロールからウィリアムがミドルを沈め、残り5分8秒で11-8と逃げていく。しかし、守備の隙を突かれ、さらにスティールから速攻も決められ新潟・ガードナーに連続6失点。同2分54秒にはバスケットカウント&ワンスローを献上し、連続9失点で11-17と6点差をつけられる。その後新潟が敷いた2-3ゾーンを崩し川嶋が3Pシュート。セカンドチャンスを許すも、岡田がドライブからフローター。同1分56秒で16-19と1ゴール差をキープする。しかし新潟のツーメンプレーを止められず5点差に。終盤、新潟をタフショットに誘い攻撃権を奪うがシュートはリングに弾かれタイムアップ。16-21と5点ビハインドで第1Qを終える。
立ち上がりの守備をタフにしのぐと、開始36秒、太田が1on1からバスケットカウントを奪い先制する。その後フリースロー2本を与えるが、鋭いパス回しから太田がポストプレーで再びカウント&ワンスローを奪取。さらに田渡が巧みにフローターを沈め、開始1分55秒で23-23と同点に追いつく。しかしその後新潟・ハミルトン、ガードナーの両人にインサイドを崩され連続6失点。残り5分49秒で23-29と6点差にされ、タイムアウトを取る。しかしその後も新潟のインサイドにファウルを奪われ、シュートチャンスを作るもののスコアは停滞。しかし失点もタフに抑え、同3分20秒に川嶋→セドリックの合わせでようやく加点する。タイムアウトを取った新潟の攻撃を我慢の守備でしのぐが、ショットクロックブザービーターで新潟・ハミルトンに3点打を沈められ、さらにシュート精度を欠いてリバウンドを奪われると新潟・五十嵐が3点打。同1分35秒で25-37と12点差をつけられてしまう。その後川嶋の3Pシュートで応戦するも、新潟・柏木にカウント&ワンスローを献上。川嶋とのピック&ロールからセドリックがレイアップを決めるが、終了間際にも新潟・ハミルトンが3点打。このクォーターでも14-22とリードされ、30-43と点差を13に広げられ前半を終える。
開始18秒、流れるようなパス回しからセドリックがレイアップで先制。さらにセドリック→ウィリアムの合わせで得点し34-43と点差を1桁にする。しかし新潟にも早い連係やガードナーの1on1を許し失点。スティールからアンスポーツマンライクファウルなどを奪い加点するも、フィールドゴールは停滞。残り5分51秒にはノーマークの連係をイージーに許し38-51。点差を再び広げられタイムアウトを取る。その後セドリックがオフェンスリバウンドを押し込み得点するが、シュート精度は上がらず、インサイドの連係を許して失点。さらにターンオーバーから連続で速攻を許し、同3分36秒で40-59。一気に19点差に離され後半2つ目のタイムアウトを取る。その後はウィリアムと太田がインサイドで奮闘しフリースローで加点。新潟にもオフェンスリバウンドやフリースローで得点されるが、同39秒、田渡のスティールを起点にしたファストブレイクから太田がミドルジャンパー。しかしその後も得点はできず、47-63と16点差で第3Qを終える。
開始15秒、新潟・上江田に3Pシュートで先制される。その後もタフショットに誘引されるが、川嶋のアシストから太田がミドルジャンパーで得点。しかしファウルを奪いながら果敢に好機を作るも、オープンなシュートもリングを通らず時間は経過。残り6分に田渡→ウィリアムの合わせでようやく得点し51-66とする。タイムアウトを取った新潟のオフェンスを粘りの守備でしのぎ攻撃権を得るも、シュート精度はなかなか上がらず、同4分17秒には新潟・池田に3点打。フェニックスはタイムアウトを使い切り立て直しを図るも得点はできず、再び新潟・池田にドライブから失点。すぐさま太田がミドルで返上するが、新潟・ガードナーにフリースローを奪われ、同3分11秒で53-73。新潟に完全に主導権を取られてしまう。その後なんとか失点を回避するも得点も決まらず、同1分5秒には新潟・石井に3点打。53-76とこの日最大の23点差をつけられてしまう。すぐさまセドリックがミドルショットを沈めるが、劣勢に転じたままゲームセット。終始新潟の攻守に支配され、55-76の21点差で完敗。浜松アリーナ今季初勝利は明日に託された。
ヘッドコーチコメント
藤田弘輝
終始新潟さんのバスケットに付き合ってしまった試合でした。相手のフィールドゴール成功率が66.7%にも関わらずオフェンスリバウンドを9本も与えてしまった。ディフェンスリバウンドが23本しか取れておらず、うちがトランジションで走る機会がほとんどありませんでした。新潟さんはあれだけインサイドが強いので、トランジションの点数でも負けるとゲームになりません。ディフェンスをもっとチームで頑張ってリバウンドを取り、フェニックスらしいトランジションにつなげないと厳しくなるので、明日はまずそこを頑張りたいと思います。オフェンスはオープンなシュートを作れているので、あとは決め切ってくれるだけだと思っています。そこを信じて明日やりたいと思います。
(明日は浜松アリーナで今季最後の試合。改めて明日への意気込みを)
これだけお客さんが集まってくださってすごくいい雰囲気を作ってくださっているにも関わらず浜松アリーナで勝てていないので、しっかりいいバスケットを見せて明日勝ちきりたいと思います。
選手コメント
セドリック・シモンズ
今日のゲームは本当にタフなゲームになりました。後半のようなファイトするという気持ちを試合の最初から出し、最後まで続けていかないといけません。後半にそれができたのはよかった思います。明日はもっと最初からエナジーを出していかないといけません。
(点差ほど内容は悪くなかった印象。どこで明暗が?)
仰るとおりですが、やはり今日はずっと新潟さんに合わせたようなゲームの内容になったことは確かなので、もっと自分たちがゲームを壊すと言いますか、新潟さんのペースを壊すようなこちらの展開にしなければいけません。自分たちがもっともっと走らないといけない。ディフェンスもオフェンスももっとアクティブに動かないといけないし、ファイトしなければいけません。その部分で今日は終始相手のペースになってしまったと思います。
(シモンズ選手は新潟と対戦が初めて。とくにインサイドの2人とマッチアップしてみてその印象は?)
2人とも本当にタフな選手でした。コート上に2人のモンスターがいるような、そんな2人とずっと対峙していたという実感です。例えば片方が疲れたら、もう1人の選手がスコア。互いに交代で次々とスコアする状態だったと思います。で、そこを止めようとしてトラップなどを仕掛けた時にキックアウトされていいシュートにつなげられてしまいました。明日はチームのディフェンスとしてアクティブにお互いをヘルプし、そこを守らないとこのゲームは勝ちきれないと思います。