セドリックと近藤が初ベンチ登録。ジョシュ、川嶋、鈴木、セドリック、田渡でスタートする。開始14秒、栃木・遠藤にドライブから先制され、続けてセカンドチャンスからギブスに得点される。その後我慢強くパスをつなぎ、鈴木のキックアウトからジョシュがブザービーターコーナースリー。再び遠藤にジャンパーを沈められるが、川嶋が果敢なドライブからファウルを奪いフリースローで加点。さらにジョシュがオフェンスリバウンドをタップし、残り6分47秒で7-8と追い上げていく。その後激しく攻撃権が入れ替わるが得点は伸びず、素早い連係を許して失点。しかし田渡がフリースロー2本を沈め、さらに同3分30秒には田渡がオフェンスリバウンドを押し込み11-10と逆転。栃木はすかさずタイムアウトを取る。しかし栃木にリズムを作らせず、同2分34秒にはセドリックがオフェンスリバウンドを押し込みBリーグ初得点。さらに川嶋のアシストからジョシュが2本目のコーナースリーを沈め、同1分36秒で17-12と5点差をつける。その後連続失点するが、寺園が3ポイント時ファウルから得たフリースローをすべて沈め、20-17と3点リードで第1Qを終える。
開始16秒、セドリックのパスから菅野が3Pシュートを沈め先制する。その後栃木・比江島のバックカットを許し、我慢の守備からチャンスを作るも得点にはならず。さらに栃木・ロシターに連続得点され、残り7分30秒で23-23の同点に。フェニックスはタイムアウトで立て直す。しかし連続でターンオーバーし、栃木・遠藤が3点打。続けてイージーな連係を許して失点。5点差をつけられる。しかしジョシュがスピンムーブからカウント&ワンスローを奪い、さらに田渡のキックアウトから鈴木が3Pシュート。同4分49秒で29-28と再逆転しオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、タフな守備で8秒バイオレーションを誘い、奪ったチャンスから川嶋がステップバックジャンパー。さらに栃木の攻撃の芽を摘むと、鈴木がセドリックのカットインに合わせ迫力のダンク。連続10得点で勢いに乗ると栃木はタイムアウトを取る。その後も栃木を自由にはさせず、同1分52秒にはジョシュ→鈴木→川嶋とパスをつないで3P シュート。37-30と7点リードを奪う。しかしその後栃木・ギブスや比江島を起点にした攻撃を止められず連続6失点でタイムアップ。37-36と1点差まで詰められ前半を終える。
立ち上がりにセドリックがフリースローのチャンスを奪うも精度を欠き、開始42秒、栃木・ギブスに逆転の先制ドライブを決められる。その後2本のフリースローを許し3点差にされるが、川嶋のパスから田渡がコーナースリーを沈め同点に。その後は激しい1ゴールの攻防が続き、栃木・比江島が3点打、ロシターがゴール下を制すれば、田渡が巧みなフェイクから3点打を沈め、川嶋がドライブで魅了。同5分37秒で47-47と白熱した展開が続く。しかし接戦はここまでとなり、連続ファウルからフリースローを献上。さらにリバウンドから栃木・渡邉に速攻3点打を許し、同4分16秒で47-55。たまらずタイムアウトを取るも、再燃した栃木の守備に得点は封じられ、アーリーオフェンスや3点打を許して連続13失点。なかなか立て直せない。それでも鈴木の強気のジャンパーやセドリックの1on1で食らいついていく。しかし終盤も攻撃は単発となり、3点打やゴール下の連係を許して5失点。このクォーターで14-29と大量リードを奪われ、51-65と14点ビハインドで最終クォーターに入る。
立ち上がりからダブルチームなどを仕掛けチャンスメイク。しかし得点は封じ込まれ、両者のディフェンス合戦が繰り広げられる。開始から1分48秒、ジョシュがオフェンスリバウンドを押し込みようやく先制点。しかしすぐさま栃木にもオフェンスリバウンドを許し連続失点。残り7分19秒で53-69と16点差をつけられタイムアウトを取る。タイムアウト明け、田渡のアシストから長谷川がコーナースリーを沈め、続けてジョシュがスティールからそのまま速攻レイアップ。栃木がタイムアウトを取る。その後アグレッシブな守備で前から当たるが巧みにかわされ、さらに栃木・比江島にカウント&ワンスローを献上。16点差が縮まらない。中盤も立て続けにリバウンドを奪われ、オフィシャルタイムアウトを挟んで連続失点。同3分5秒で58-78とこの日最大の20点差をつけられる。しかし攻守でしぶとさを見せ、川嶋や菅野がジャンパーで得点。リバウンドでもファウルを奪い、ボーナススローも加算する。同1分2秒にはダシルバと近藤がコートに立ち、近藤のBリーグデビューに会場からは熱い拍手。しかし、初シュートは空を切り得点にはならず、66-82の16点差でゲームセット。浜アリ今季初勝利は叶わず、5連敗を喫した。
ヘッドコーチコメント
藤田弘輝
ゲームの入りもよかったですし、前半もすごくよかったのですが、第3Qでエナジーレベルが落ちてそこで一気に持って行かれました。いいチームバスケットを30分、35分やっても強いチームには勝てない。40分間継続しないといけない。それを今すぐやれるようにならないと、「EDGE」をしっかりつけないと、来週のA東京にも同じように負けてしまうので、しっかり修正して次節に臨みたいと思います。
選手コメント
セドリック・シモンズ
ポジティブなところもあればネガティブなところもありました。最初のゲームで39分25秒出場し、自分がこのチームに何で貢献できるのかというところは見せられたんじゃないかなと思います。 (改めてチームから言われている役割は?) 堅実なディフェンスを求められています。そしてオフェンスの部分ではいいスクリーンをかけること、そしてフローの潤滑油になれるような存在でいられるようにと言われています。けれど、オフェンスでもディフェンスでも、チームメイトがどんな選手でどんな仕事をするのかまだまだ学んでいる最中なので、その部分とコーチの考えを学びきればもっともっとディフェンス、オフェンスの両方でいい仕事ができるようになると思います。 (その上で今日の評価は?) チームのコンセプト自体には自分はフィットし、よくアジャストできていたんじゃないかと思いますが、やはり、チームメイトと過ごす時間が必要となるので、そればかりは今日で補うことはできません。これからまた少しずつ時間をかけてチームメイトやコーチといいコミュニケーションを取りながらフィットしていきたいと思います。 (4000人以上のブースターが集まった今日の会場の雰囲気はどうだった?) 最近の2、3か月に自分が所属していたバスケットのリーグというのは、ブースターさんがいないような中で試合をするリーグだったので、今日本当にたくさんのブースターさんに囲まれながらプレーすることができてとても幸せでした。その中で自分はこういうことができるんだってことをみなさんに見せたいという思いで今日頑張りました。 (シモンズ選手のファインプレーに歓声も上がりました) シンプルなプレーですが、みなさんが喜んでくれるなら、もっともっと頑張れると思います。
選手コメント
近藤崚太
試合前から寺園さんにも「今日たぶんデビューするからやってやろうぜ」って声をかけてもらっていて、僕もその気になってやる気満々でした。ベンチで呼ばれた時は「よし、やってやろう!」って意気込んでいたのですが、いざコートに入ったら、ビビっちゃったと言いますか(笑)。今までずっとローカルプレーヤーだったので、改めて「B1の舞台かぁ」っていろいろ考えてしまいました。ある意味、あのエアボールは最高のデビューだったんじゃないかと思っています。ポジティブに捉えるようにします。もちろん得点したかったのですが、「お前はまだ早い。もっと頑張れ」と言われたんだと思います。 (湖西市出身で常葉大出身。地元の浜松アリーナがデビュー戦となったが心境は?) 本当に幸せなことだと思っています。地元のクラブに入れて地元の試合でBリーグデビューできる選手というのは、リーグにたくさん選手がいる中でもなかなかいないと思うので、やはり特別なことだと思います。ですので、得点するとか少しずつ地元に恩返しする準備をしていきたいと改めて思いました。 (改めて自分の良さ、アピールポイントを) やはりシュート力です。シュート力が持ち味なので、それを発揮したいです。けれど、そのためにまずはメンタルをもっと強くしないといけないなと思いました。シュートよりも前の段階を身につけていかないといけないです。