前半にビハインドを背負うも、後半に理想の攻守が爆発。2敗中の同地区・富山に土をつけ、3連勝と好調をキープ!

1Q
接戦となるもゴール下を支配され点差が広がる

ジョシュ、川嶋、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。立ち上がりの守備で川嶋がスティールすると、開始41秒、ジョシュ→ウィリアムのミドルで先制する。その後、富山・宇都に連続得点、大塚に3点打を許し2-7とされるが、川嶋のジャンパー、川嶋→ウィリアムの連係、川嶋のスティール→鈴木→川嶋の速攻3点打で連続7得点。9-7と逆転する。しかしその後制空権を支配され失点。鈴木がコーナースリーを沈めるも、再び連続失点。残り4分40秒で12-15と1ゴールの攻防が続く。その後両者タフな守備を見せ得点は停滞。同2分40秒に、富山・ライオンズにアリウープショットを許し5点差をつけられるが、すぐさま長谷川の3Pシュートで食らいつく。終盤、寺園が技ありのドライブから加点するも、富山・スミスに1on1から崩され連続失点。19-23と4点ビハインドで第1Qを終える。

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2Q
要所で速攻やゴール下を許し6点ビハインドに

堅守から攻撃権を奪うもなかなかシュートが決まらず、重い立ち上がりに。開始1分31秒、ウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み先制する。その後ファウルが嵩みフリースローを与えるが、残り7分6秒、寺園が3Pシュート。24-25と1点差に迫る。しかしすぐさま失点し、さらにウィリアムがイリーガルスクリーンを取られ個人ファウルが3つに。タイムアウトで立て直す。その後セカンドチャンスを許すも、太田が1on1からねじ込み加点。26-29でオフィシャルタイムアウトに入る。その後ミスから速攻を許すなどするが、田渡のキックアウトから岡田がコーナースリーを沈め、さらにジョシュがミドルで応戦。同3分25秒で31-33と食らいついていく。その後、富山・スミスにゴール下を制され失点。太田の個人ファウルも3つとなり、同1分53秒には速攻で走られ31-39。2つ目のタイムアウトを取る。タイムアウト明け、全員でパスを回し川嶋が3Pシュート。すぐさま失点するも、鈴木がフリースロー2本を加点。しかし富山の速い連係にバスケットカウント&ワンスローを献上し、点差が縮まらない。終了間際、川嶋が3Pシュート時ファウルを受けフリースロー2/3本を加算。38-44の6点差で前半を終える。

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3Q
田渡が3点砲5本・17得点と爆発。逆転リードを奪う

開始早々、富山・スミスに先制されるも、すぐさま田渡が3Pシュートで応戦。さらにスミスをタフショットに導くと、鈴木のパスから再び田渡が3Pシュート。2点差に迫るが富山・宇都に3点打を返される。しかし24秒バイオレーションを奪うなど徐々にディフェンスから流れを作ると、ジョシュがドライブ、田渡が3本目の3Pシュートで加点。しかし富山・大塚にカウント&ワンスロー、スミスに1on1を許すなどし5点差が詰まらない。しかし粘りの守備でチャンスを奪い続け、残り4分41秒には、ウィリアムのスティールから川嶋→田渡とつないで速攻3Pシュート。田渡が4連続3Pシュートを沈め56-56とついに富山を捕える。すぐさま富山・水戸に得点されるも、ウィリアムがフリースローで加点。僅差を追いかける時間が続くが、守備とリバウンドから好機を作り、同1分42秒には全員でのボールシェアから田渡が5本目の3Pシュート。63-63と再び追いつくと、富山の得点源を完封し、岡田がスピードに乗ったレイアップでついに逆転。富山に流れを渡さず、終了間際には田渡がドライブからフローターを沈めてタイムアップ。田渡がこのクォーターだけで17得点と躍動し、67-63と逆転リードを奪い第3Qを終える。

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4Q
最後まで堅守を貫き、11点差で

立ち上がりにターンオーバーを誘引されるも守備で粘り、開始45秒、太田がポストアップから先制する。その後も堅守を弛めず、寺園がスティールからジョシュにつないで速攻レイアップ。さらにジョシュがドライブでファウルを奪いフリースローで加点。第3Q終盤から連続14得点と走り、残り7分45秒で72-63と点差を9に広げる。その後、富山・スミスのゴール下を許すが、素早いパス回しから寺園が3Pシュート。同6分31秒で75-65と10点差をつける。その後は両者ハードな守備で攻守が入れ替わり得点は停滞。フェニックスはミスのない攻守で流れを保っていく。オフィシャルタイムアウト明けに富山・スミスにインサイドを崩されるが、鈴木が3ポイント時ファウルを奪い、さらにウィリアムとの連係で得点。同1分17秒には、岡田がリムドライブからゴール下のウィリアムにつないでカウント&ワンスローを奪取。続けて鈴木がフリースロー2本を沈め、同53.9秒で85-71とこの日最大の14点差をつける。最終盤、富山・大塚に3点打を許すなどするが、ジョシュも冷静にミドルを沈めてゲームセット。後半で引き締まった攻守を展開し49-32と圧倒。87-76の11点差で勝利し、3連勝。中地区4位富山との勝差を2に縮めた。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

前半はファウルトラブルもあったり非常に重かったのですが、後半、本当にフェニックスらしいバスケットができたと思います。田渡選手のシュートもよく入りましたし、岡田選手のディフェンスは素晴らしかった。2桁得点が5人。それぞれがアグレッシブに攻めながらも、全員でのフロー(パスをつなぐ)も展開し、バランスのいいオフェンスができたと思います。後半は、見ていて楽しい試合でした。
ディフェンスのやるべきことは前半と後半で何も変わらなかったのですが、後半はマクドナルド選手のファウルが鳴らなかったのと、スミス選手がだいぶ疲れていたのかなと。あとは岡田選手のディフェンスもよかったのですが、それを支える周りのディフェンスも後半はとてもよかったと思います。
(年明けから得点も増え、オフェンスが好調の印象。これまでは失点を抑えることを強調していたが、これからは得点も取れるゲーム展開が期待できるか?)
オフェンスが必要な試合ってあると思います。ディフェンスをどれだけ頑張ってもファウルを取られる時は取られますし、どうしても抑え切れない時もあります。スミス選手のような得点力のある選手がいる場合とか。そういう時こそ我慢してチームのオフェンスをやり続け、オープンシュートを打ち続けられれば、必ずフェニックスの流れになると思うので、そこは攻守両方のエクスキューションの質をこれからも上げていきたいです。
最近、フローするところとアタックするところ、スペーシングとそのリアクション、キックアウトなどのバランスがよく取れていると思います。キックアウトからの判断もすごくよくて、思い切りよくシュートを打っていると思いますし。その結果、よくシュートが入っているので、フェニックスらしいバスケットができていると思います。

選手コメント

SG

田渡 修人

ここ何試合も思うようにシュートが入っていなくて悩むところもあったのですが、今日自分のシュートも入ってチームも勝てたので、嬉しいというより正直ホッとしています。「やった!」というよりは「ようやく」という気持ちが大きいです。
後半とくにディフェンスがすごくよくて、そこから自分たちのペースに持っていけて、ギアを上げて走れました。そして勝ち切れたというのがすごく大きいです。全員で守ったのですが、とくに岡田慎吾さんのディフェンスが本当にすごくて。裏でふざけて「慎吾さん、4人いたよね?」と話すくらい運動量のあるディフェンスで、全部岡田さんが補ってくれたような。本当にチームにとって貴重な存在で頼もしくて、見習いたいです。すごかったです。
(後半の攻守が今後も継続できればというイメージ?)
前半もディフェンスはそんなに悪くなかったのですが、トランジションのディフェンスがよくなかったのと、あとファウルが込んでしまって、途中、自分たちに全然フォーカスできていませんでした。こういう試合は絶対にあるのですが、前半にアツさんとウィリアムがファウルを3つやっている中で、後半にあれだけ頑張って我慢できて、チームディフェンスで守れて、リバウンドを取れたというのは、チーム力がついてきたんだとすごく実感しています。
点差を離すべきところで離せるし、悪い流れの時に我慢できるし、シーズンを通して成長できていると感じています。これからも悪い流れの時は絶対あると思いますが、その都度全員で打開し、上位に上がっていきたいと思います。

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