センター2人がファウルアウト。序盤でリードを奪うも秋田の勢いを止められず逆転負け。年始からの巻き返しを誓う。

1Q
連続10得点などでイニシアチブを取る

GAME1同様の布陣でスタート。開始41秒、田渡のアシストから太田のミドルジャンパーで先制する。その後秋田の攻め手を奪っていくが、残り7分54秒に太田が相手速攻を止めアンスポーツマンライクファウルのジャッジ。フリースロー1/2本と攻撃権からの得点を献上する。その後ウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み、鈴木がミドルジャンパー。さらに秋田をタフショットにすると、鈴木とウィリアムの連係、ジョシュの1on1などで連続10得点。同3分45秒で12-3とリードを奪う。その後素早いカットインを連続で許して失点するが、川嶋→ウィリアムのゴール下やジョシュのフリースローで加点。しかしその後はシュートがリングに弾かれ、秋田のインサイドを許して失点。15-9と6点リードで第1Qを終える。

2Q
連続14失点で逆転を許し、悪い流れで接戦に

開始17秒、ジョシュがドライブでペイントを突破し先制点。続くトランジション時に太田が秋田・キーナンにアンスポーツマンライクファウルを受け、フリースローを2本。さらに攻撃権もジョシュが得点につなげ、開始54秒で21-9と12点差をつける。しかしその後、ターンオーバーや守備の遅れが失点につながり、タイムアウトを取るも立て直せず。素早い連係や速攻を許して連続9失点。残り5分56秒で21-18と3点差に迫られ前半2つのタイムアウトを使い切る。しかしすぐさまスティールから速攻を許し、さらに秋田・保岡に3点打を献上。連続14失点で21-23と逆転を許し、オフィシャルタイムアウトに入る。その後ペイントアタックを起点に形を作るも秋田の堅守に封じられ、ジョシュがジャンパーで同点にするも、すぐさまオフェンスリバウンドを許して失点。我慢が続く。終盤、ウィリアムの3Pシュートや鈴木と岡田の連係で加点するが、個人技やフリースロー許して失点。同点の時間が続くが、同14秒にジョシュがスティールをそのまま運んで速攻ダンク。30-28と2点リードで前半を終える。

3Q
秋田のストロングポイントを封じれず1点の攻防に

両者ターンオーバーでの立ち上がりとなるが、開始1分40秒、ジョシュがオフェンスリバウンドをタップし先制する。しかしすぐさまセカンドチャンスを許し、さらに秋田・保岡に3点打を献上。田渡とジョシュの連係などで応戦するも、インサイドの連係やスティールからの速攻などを許し連続失点。残り5分34秒で36-39と1ゴールの欧州が続いていく。その後秋田のファウルを奪ってチャンスを作るも得点には至らず、ミスも続いて重い時間帯に。同2分51秒、鈴木がペネトレイトで均衡を破り、38-39と1点差に迫る。その後も互いに我慢しながら1点の攻防となるが、同1分36秒で太田の個人ファウルが4つに達しファウルトラブルに。終盤は互いにボーナススローの打ち合いとなるが、同46秒、ターンオーバーから速攻レイアップを許して42-44。流れが秋田に傾き始める。しかし川嶋がリバウンドで奮起ウィファウルを奪取。フリースロー2本を沈め、44-44の同点で最終クォーターに入る。

4Q
太田とウィリアムがファウルアウト。突き放される

開始11秒、得意のパス回しから渡邊が3Pシュートで先制する。しかしすぐさまゴール下の攻防でウィリアムがファウル。個人ファウルが4つとなりファウルトラブルとなる。さらに続く守備で太田がファウルしファウルアウトとなると、秋田は手薄になったインサイドにボールを集め、連続でファウルを奪取。フェニックスは開始1分48秒でチームファウルが4つとなり、タイムアウトで立て直す。その後2-3ゾーンディフェンスを敷き、失点を回避しながら川嶋がフリースロー2/3本で得点。残り6分41秒にはジョシュがミドルを沈め52-50。リードを取り返すも、リバウンドからアーリーに運ばれるなどし連続5失点してしまう。しかし同4分48秒、川嶋のパスから菅野が3Pシュートを沈め、55-55でオフィシャルタイムアウトに入る。しかしその後も秋田のインサイドを止められず、セカンドチャンスやフリースローを許して失点。同2分49秒にはウィリアムもファウルアウトとなり、主導権は秋田に。それでも我慢して鈴木がドライブで得点するが、最終盤も時間を使われ劣勢変わらず。結果、最終クォーターで15-29と突き放され、59-73の14点差で敗戦。年内最終節も連勝は飾れず、年内の戦績を10勝19敗で終えた。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

非常にフラストレーションの溜まる試合でしたが、それを除いては相手チームのオフェンスリバウンドとトランジションを抑えれば何とかチームで勝ち切れた試合だったと思うので、今後の反省に活かして次の試合に臨みたいと思います。
(秋田の試合の入り方で昨日とアプローチが違うなと感じた部分は?)
とくにないです。昨日よりアグレッシブにドライブを仕掛けたり、相手のビッグマンがシールをしたり、トランジションで走ったり。昨日より僕らの3ポイントを抑えるためにディフェンスが外に広がっていたと思います。

選手コメント

SF

ジョシュ・チルドレス

本当にタフなゲームでした。やはり今週5日目のゲームとあって、選手の疲れもあったかと思う。しかしその中でまずゲームに入る前にエナジー、情熱をもって入っていこうというところで、30分間はできたんじゃないかと思います。しかし、40分間の努力が必要で、自分ももっともっとよくならないといけないというのが今日のゲームの印象でした。
(今日の試合で2018年の試合が終わったが、加入後からここまでのシーズンを振り返って)
自分が加入してから2018年の最後のゲームまで、自分たちの強みや自分たちのバスケットを構築していくのにタフな時間が続いたと思います。けれども、それは必要なことなので自分自身はもちろんポジティブに考えています。2019年、これを少しずつよくしていくというのがチームのビルドアップに必要なこと。一人ひとりがチームの強み、よいところを出していけるように、もっともっとチームでファイトして、チームで団結してプレーをしていくことが必要になっていくと思います。
(チルドレス選手自身のコンディションは?)
自分のコンディションは上がってきてはいます。しかし、大きい選手、体の強い選手とマッチアップして30分以上プレーすると、まだまだ体のコンディション的には辛い部分があります。なので、まだまだコンディション的には上げられる部分があるので、それはシーズンが進むにつれて上がってくるところだと思うので、心配していません。その中で自分が来る前に、みんなは8月から練習してチームを構築していたので、そこに自分もフィットしなくてはいけない。自分が来たことでちょっと違うスパイス的なものを、自分がフィットしながらも自分のいいところを出していけるようにやっていきたいです。
(後半戦に向けて改善するべきところは?巻き返すために絶対に必要なところは?)
2019年に勝っていくのに必要なところは、チームが大きく変わることなどではなくて、小さなところ、今日でいえばリバウンド、ルーズボールを取り切る点です。努力だったりエナジーはあったと思うので、そういう小さなところで最後まで取り切るということが必要です。今日のゲームももちろんですが、2019年を勝っていくためには、絶対にその小さなことを一人ひとりが理解し、必要な時に必要なところで、小さな部分を遂行できることが、勝つために一番必要なことだと思います。
(ブースターの皆さんに向けて)
みなさんが2019年、本当に健康でいい一年を過ごせますように祈っています。

ハイライト動画