ジョシュ、太田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。立ち上がりは両者ファウルやターンオーバーが重なり、スコアレスの重い時間が続くが、残り7分53秒、ウィリアムがミドルを決めきり先制。続けて鈴木がドライブで加点する。その後再びファウルやミスが続き、同5分50秒に秋田・コールビーがミドルで得点。秋田の速攻からの失点をしのぎ、ジョシュ→ウィリアムの連係で得点するも、秋田のインサイドに失点。同3分32秒で6-6と互いに勢いに乗れないまま時間が過ぎる。その後、鈴木がミドルジャンパーで得点するが、両者シュート精度は上がらず得点は停滞。同1分55秒には鈴木のテクニカルファウルからフリースロー1本を献上。終盤もファウルだけが嵩み、鈴木がフリースロー2本で得点。このクォーターだけで両者ターンオーバー6本と締まらず、10-7のロースコアで第1Qを終える。
開始1分18秒、ターンオーバーからチャンスロスし、秋田・中山がフリースロー1本で先制。さらに中山にスティールされ、速攻を許して失点。開始1分36秒で10-10の同点にされる。しかしその後失点を封じると、川嶋のリバウンドから渡邊→川嶋とつないで速攻3点打。さらにジョシュ→渡邊の3Pシュート、ジョシュ→長谷川の3Pシュート、長谷川のスティール→ジョシュの速攻レイアップと、得意のトランジションと長距離砲で連続11得点。残り6分9秒で21-10と差をつけると秋田はタイムアウトを取る。その後もタイトな守備でミスを誘い、川嶋→ウィリアムの連係で得点。23-10でオフィシャルタイムアウトに入る。その後、攻守で我慢を続けながら太田がゴール下で加点するが、秋田・保岡に3点打を含む連続5失点。しかし守りを固めてその後は無失点に抑え攻撃権を奪取。しかし理想の形を作るも得点は停滞。同1分25秒に田渡がボーナススロー2本を沈め、終了間際に鈴木の技ありのアシストから岡田がレイアップ。このクォーターもターンオーバー6本と芽を摘まれたが、19-8と意地を見せ、29-15の14点差で前半を終える。
開始40秒、ウィリアムがゴール下で強さを見せ先制する。その後連続でファウルを奪い攻撃権を得ると、鈴木がブザービーターで3Pシュート。34-15とリードを広げる。その後もタイトな守備で失点を封じるが得点が伸びず、秋田・中山にピック&ロールから失点。その後も個人技を許して失点するが、鈴木のリムドライブから田渡がコーナースリー。さらに太田のスティールから鈴木が速攻レイアップを沈め、残り4分32秒で40-19。21点差をつけると秋田はタイムアウトを取る。その後、オフェンスリバウンドやピック&ポップからの3点打を許して連続失点するが、秋田の連係プレーやアウトサイドシュートを封じてチャンスを奪うと、川嶋の緩急をつけた得意のドライブ、鈴木→川嶋のバックカット、ウィリアムのポストプレーなどで連続8得点。同1分15秒で48-26と22点のリードを奪う。終盤はファウルが嵩んでボーナススロー2本を献上。48-28と点差を20に広げ最終クォーターに入る。
開始18秒、渡邊がドライブからファウルを奪い、フリースロー1/2本で先制する。その後秋田にインサイドを崩されるが、ジョシュのアシストから渡邊が3Pシュート。さらに渡邊がウィリアムとの連係で魅せ、ジョシュがユーロステップで加点。残り7分45秒で56-30と26点差をつける。その後ピック&ロールから失点するが、ウィリアムがカウント&ワンスローを奪取。秋田に素早い連係を許すも、ジョシュのリバウンドから全員でパスをつなぎ岡田が速攻レイアップ。得意のトランジションで優勢を保つ。その後、秋田にカットインを許し61-36でオフィシャルタイムアウトに入るが、秋田の攻撃の芽を摘んでチャンスを作ると、川嶋のロングパスから渡邊が3本目となる3Pシュート。同3分52秒で64-36とこの日最大の28点差をつける。終盤は両者日本人のみをコートに立たせ攻防を見せるが、両者フィールドゴールは伸びず、ミスやファウルが嵩んで秋田にフリースロー7/8本を献上。終了間際にも連係を許し、65-45でゲームセット。今季最多のターンオーバー21本(からの失点20点)と課題は残るが、20点差で勝利。ようやく10勝に乗せ、第13節から続く連敗を6で止めた。
ヘッドコーチコメント
藤田弘輝
連敗中だったので、今日の試合は本当に負けられなくて。ディフェンスの約束事を高いレベルで遂行してくれた試合だったと思います。 明日も相手はもっと高いエナジーでやってくると思うので、自分たちが受け身にならずしっかり自分たちのバスケットができればと思います。
(秋田のプレッシャーディフェンスに対して、オフェンスはシュートまで行けていたと思うがオフェンス面はどうだったか?)
ターンオーバーを20個してしまったので、プレッシャーを上手く攻められたとは言えませんが、要所ですごくいいオフェンスもできましたし、スカウティング通りのいいオフェンスができたと思います。とくに入りは体育館も寒くて、ボールが手につかず、ターンオーバーを連発してしまったり、キャッチミスだったりが多かったので、明日は相手がもっとアグレッシブにくると思うので、しっかりオフェンスもチームの約束事を守ってやりたいと思います。
(今日の渡邊選手のプレーの評価は?)
本当に嬉しいです。嬉しいのが率直な感想です。プレーイングタイムがない中、本当にいつ呼んでも準備をしている選手でしたし、シュート練習もチーム練習後もすごく真面目にやっていましたし。それが今日結果に出て、本当に素直に個人的に嬉しく思っています。
(秋田のポストアップのところでプレッシャーをかけてつぶせたというのは相当チームでも気を付けていたということか?)
秋田さんのやりたいオフェンスははっきりしているので、ビッグマンたちをいかに止めるかというのは、一つの大きなキーだったので、今日はマクドナルド選手と太田選手が本当に体を張って頑張ってくれたと思います。
選手コメント
渡邊 翔太
コーチの求めるゲームプランを全員が遂行できました。とくにディフェンスで遂行でき、リバウンドも取れたので、そこからトランジションでいい流れができたかなと思います。
(オフェンスに関しては、チーム全体としてはどうだったか?)
秋田がプレッシャーで激しく来るというのは練習で分かっていたので、そこに対して今日はアタックし、(守備が)寄ってきたところでパスを捌いてというのが、いい流れでできたと思います。
(秋田のディフェンスはタフというイメージがあったと思うが実際にやってみて?)
ボールを持たす前だったりディナイだったりというのはすごく激しかったので、そこでやっぱり全員がリングを見ることを忘れなかったので、それがいい流れを生んだと思います。
(今日はシュートがよく決まり活躍したと思うが意識したことは?)
自分の中でディフェンスから入ろうという気持ちがあったので、そこでプレッシャーをかけることだったり、ポイントガードとしてチームの流れがよくなるようにやろうと思っていました。チャンスが回ってきたらアタックしようと思っていたので、そこがよかったのだと思います。
(HCが会見で、日頃の練習の姿勢や気持ちをすごく誇らしく思うと言っていたが?)
素直に嬉しい気持ちもあるんですけど、やっぱりこれを継続していきたいと思うので、今日のよかったところ、悪かったところをしっかり自分で振り返り、明日に向けて準備していきたいと思います。
(明日に向けての意気込みを)
連敗が止まって、でも明日勝つことでチームとして非常にいい流れになると思うので。やっぱりコーチの言うことをもう一度明日遂行できるようにしっかり準備したいと思います。