序盤は好調を維持するが、徐々に強みを消されて失速。年内ラストホームを守れず、今季タイの6連敗を喫す。

1Q
互角の勝負を見せるも、終盤に連続失点

長谷川、太田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。開始46秒に川崎・ファジーカスにミドルで先制される。その後、ターンオーバーからチャンスを得ると、全員でパスをつなぎ、ウィリアムがポストアップからフィニッシュ。川崎・長谷川に3点打、篠山にドライブを許すなどするも、長谷川の連続ポイント、ウィリアムの1on1などで得点。残り5分28秒で10-11と1点を追いかける展開が続く。その後素早い連係を許して失点するが、長谷川→太田のミドル、太田のリバウンドから鈴木→田渡とつないで速3Pシュート。同3分26秒で17-15と逆転に成功する。しかしその後、川崎・藤井のドライブにバスケットカウント&ワンスローを献上。さらに8秒バイオレーションでチャンスを渡し、川崎・篠山のドライブを許して失点。川嶋のキックアウトから鈴木が3Pシュートを沈め20-20の同点に食らいつくも、徐々に攻め手を奪われ、終了間際に連続3Pシュートを含む8失点。20-28と8点ビハインドで第1Qを終える。

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2Q
堅守速攻でリズムを掴むが、次第に抑え込まれる

開始40秒、川嶋のスティールから岡田→寺園とつなぎ速攻レイアップで先制する。その後、ターンオーバーやタフショットを誘引する堅守で失点を抑えるが、フェニックスもミスが続き両者無得点の時間が経過。川崎が要求したタイムアウト明けの残り7分4秒、太田のピックから川嶋が3Pシュートを沈め、25-28と3点差に詰めるが、その後はミスが続き得点が停滞。勢いに乗った川崎に速攻を沈められるなどし連続4失点。25-32と7点さをつけられオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、ウィリアムとジョシュの連係、ジョシュのミドルで加点するも、強度を増した川崎の守備に攻めあぐね、シュート精度も徐々に低下。ディフェンスも後手に回り、速攻やセカンドチャンスなどを許して連続8失点。このクォーターで9得点と抑え込まれ、29-42。点差を13に広げられ前半を終える。

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3Q
ファウルやターンオーバーで徐々に失速

立ち上がりの守備を守りきると、開始28秒、太田がポストアップから先制。キャリア通算3000得点を達成する。その後、川崎・ファジーカスにインサイドを崩され連続失点するが、ウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み、さらに鈴木のアシストから田渡が3Pシュート。さらに長谷川がスローインをスティールし、ウィリアムにつないでファストブレイク。残り6分48秒で38-48と食らいついていく。その後、川崎・藤井の3Pシュート、篠山のペネトレイトなどを許すが、ジョシュがユーロステップで魅せ、チームディフェンスで失点をしのぐと、ジョシュのリバウンドから川嶋が走りユーロステップで得点。しかし、川崎・マクリンにも1on1を許し、同2分16秒で44-57。なかなか13点差が縮まらない。さらにその後はターンオーバーが失点につながり、ファウルも嵩んでボーナススローを献上。最後までシュート精度も上がらずタイムアップ。45-63と18点差をつけられタイムアウトを取る。

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4Q
点差が開くも、ダシルバ、菅野、渡邊が躍動

開始31秒、川崎・マクリンにミドルで先制される。その後も攻撃のリズムが作れずリバウンドを奪われると、川崎・藤井に速攻3点打を献上。開始1分2秒で45-68とされ、フェニックスはタイムアウトを取る。しかしその後も、攻撃の形を作るも得点には至らず、個人技を許して失点。第3Q終盤から連続15失点し、残り7分18秒で45-72と27点差をつけられる。その後、川嶋とウィリアムの連係、寺園のフリースロー2本で得点するも、ゴール下を崩され、49-74でオフィシャルタイムアウトに入る。このタイミングで菅野がコートに立ち、寺園との素早い連係からファウルを奪取。川崎のインサイド陣に失点するも、寺園がスティールをそのまま運んでフローターで加点。ベンチメンバーが躍動を見せる。さらに同3分14秒、ダシルバが開幕戦以来でコートに立つと会場は大歓声に。その後、川崎・篠山に速攻3点打を許し、53-81とこの日最大の28点差をつけられるも、ジョシュがフリースロー2本を奪い、さらに菅野のキックアウトからダシルバが3Pシュート。同38秒にも菅野が3Pシュートを沈め、終了間際にはジョシュがカウント&ワンスローを奪取。最終クォーターで粘りを見せるも、64-82と18点差変わらずゲームセット。年内最後のホームゲームも白星で飾れず、今季タイの6連敗。しかし、最終盤で菅野、渡邊、ダシルバが意地を見せ得点に絡んだことは収穫。年内ラストゲームとなるアウェー秋田戦にて連敗脱出を図る。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

自分たちのバスケットがやりきれなかったと単純に思った試合でした。ボールも動かせなかったし、悪いターンオーバーもしてしまったし、アシストとターンオーバーが同じ数という僕らがやりたいオフェンスが全くできなかった試合でした。 シーズンは止まらないので、自分たちのバスケットを取り戻して、週末の秋田戦はタフな試合になると思いますが、しっかりアウェーで戦ってきたいと思います。

選手コメント

PG

鈴木 達也

試合の入り自体はそんなに悪くなかったし、エナジーもなかったとは思わないのですが、やはり今の連敗している状況を考えると、全員一人ひとりが最高のパフォーマンスを出し切らないとこのような結果になってしまうんだと思います。一つのターンオーバーや、一つのリバウンドが簡単に相手の2点につながってしまうと、勝てる試合もなかなか勝てないというか。今日のような試合展開になってしまうというか。 みんな解ってはいるのですが、それがなかなか試合でできていないところがここ最近の敗因だと思うので。今日もそういう部分が出てしまったかなと思います。

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