15点ビハインドをカムバックし接戦に持ち込むも、最終盤の好機を生かせず無念の5連敗。

1Q
リードを奪われるも、川嶋の連続得点で食らいつく

ジョシュ、長谷川、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。開始23秒、富山・宇都にミドルで先制される。その後、シュートはリングに弾かれるが、ジョシュがフリースロー1本で得点。すぐさま富山・大塚に3点打を沈められるも、ウィリアムがドライブで加点し、さらに長谷川がスローインをスティールすると田渡につないで3点打。すぐに富山・ライオンズの1on1を許すも、田渡がリバウンドをウィリアムにつないでファストブレイク。残り6分47秒で8-7と1点差の攻防が続く。その後も、ハードな守備を続け、ジョシュとウィリアムの速攻などで1点リードをキープするが、連続ターンオーバーでチャンスロスし、富山・水戸のドライブ、阿部の3点打などで連続7失点。残り2分12秒で12-18と6点差をつけられタイムアウトを取る。その後、ジョシュのレイアップや川嶋のカウント&ワンスローで食らいつくも、連続でオフェンスリバウンドを奪われ失点。しかし、川嶋がクロスオーバーから渾身のブザービーター3Pシュート。20-22と2点差まで詰め第1Qを終える。

2Q
速攻で得点を重ねるもミスから失点。2点差変わらず

ハードな守備とリバウンドでチャンスを奪い、開始33秒に太田がミドルで先制する。その後相手のオフェンスファウルで攻撃権を得ると、寺園が緩急をつけたドライブからフローターで得点。さらに太田のリバウンドから長谷川→寺園とつなぎファストブレイク。連続得点で逆転リードを奪う。残り7分30秒、富山・水戸に3点打を沈められ27-25とされるが、ウィリアムが1on1を制し、さらにスティールの奪い合いからチャンスを掴み、長谷川→太田の速攻でファウルを奪取。フリースロー2本で加点する。31-26の5点リードで迎えたオフィシャルタイムアウト明け、ウィリアムのボーナススローやジョシュとウィリアムの連係で得点するも、富山・宇都にも連続失点。しかし、鈴木がスティールを前線まで運び、ウィリアムにつないでファストブレイク。同3分で36-30と点差をキープする。しかしその後、富山・宇都にカウント&ワンスローを献上し、さらにファウルやミスが嵩んで失点。1点差の攻防が繰り広げられ、同11秒で39-39とするが、終了間際に守備の隙を突かれ、富山・大塚がブザービーターレイアップ。39-41と2点ビハインドで前半を終える。

3Q
15点差をつけられるも得意のトランジションで巻き返す

開始49秒、富山・大塚にミドルで先制されるが、すぐさま、ジョシュのキックアウトから田渡がコーナースリーで応戦。両チームの日本人スコアラーが会場を沸かせる。その後、富山・スミスにゴール下を制され連続失点。ジョシュがギャロップステップで魅せ得点するも、富山・スミスに連続でファウルを奪われカウント&ワンスローも与えて5失点。さらに守備の遅れを突かれて富山・大塚が3点打。残り6分4秒で44-55と11点差をつけられタイムアウトを取る。しかしその後も得点は伸びず、ターンオーバーから失点。富山のペイントの守備に攻めあぐねる時間が続き、同3分59秒には速攻を出されて連続12失点。44-59とこの日最大の15点差をつけられ、後半2つ目のタイムアウトを取る。その後再びジョシュの逆サイドパスから田渡が3Pシュート。ゴール下を制され失点するも、守備とリバウンドで粘り、田渡→太田の速攻レイアップ、田渡のペネトレイト、ウィリアム→田渡の速攻レイアップで連続得点。ゾーンディフェンスの隙を突かれ再び富山・大塚に3点打を決められるも、川嶋→ウィリアムのカットイン、ジョシュの速攻レイアップで連続得点。終盤に連続のトランジションで巻き返し、58-66と点差を8に。逆転圏内まで猛追し最終クォーターに入る。

4Q
怒涛の追い上げで1点差に迫るも逆転叶わず連敗

開始1分、ジョシュがスティールをそのまま運び、バスケットカウント&ワンスローを奪って先制。さらに田渡のスティールをジョシュ→川嶋とつないで速攻レイアップ。先制攻撃を決め開始1分28秒で63-66と3点差まで縮める。その後、富山・山田に1on1から得点されるが、ジョシュのリムドライブから田渡が4本目の3Pシュート。66-68と2点差まで詰め寄る。しかしその後連続でオフェンスリバウンドをタップされ失点。ジョシュのドライブや菅野のオフェンスリバウンドなどで得点するも、残り4分46秒で72-74。2点差が超えられないままオフィシャルタイムアウトに入る。その後、守備の隙を突かれて連続失点するが、ウィリアムがゴール下で粘り、同2分25秒にはジョシュのキックアウトから川嶋が3Pシュート。さらに同1分3秒にジョシュが技ありのステップでレイアップを沈め78-79と1点差に迫るも、あともう一つのオフェンスが決まらない。同38.6秒、ヘルドボールシチュエーションでタイムアウトを取るも、富山の守備にインサイドを封じられ得点には至らず。同20秒を切り、ファウルで時間を止めるが、富山のフリースローが4/4本で決まりゲームセット。前日の課題を克服し、今季最多のファストブレイク22点、田渡が今季最多の17得点を決めるなどするも、ターンオーバーも15本と多く、78-83で敗戦。悔しい5連敗を喫した。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

相手の個人能力を超えるバスケットをしないといけないので、そこに精進していきたいと思います。
(15点ビハインドからカムバックする力が出てきた印象。HCから見て感じる選手たちのこれまでとの大きな違いは?)
昨日も今日もチームですごくいいバスケットをしたと思っています。まずはそれを誇りに思っています。あとは、チルドレスが入り、ドジャーが急に抜けるなどチームが大きく変わって、前節のSR渋谷戦で嫌な負け方をしました。そこから自分たちはステップアップするのかこのままギブアップするのかの2択でしたが、ステップアップすることを選び、この1週間とても素晴らしいいい練習をしました。すごくコミュニケーションをとってチーム一丸となり、あのビハインドを乗り切るというとても強い気持ちを持って試合ができました。それが一番の違いだったと思います。
(連敗してしまったが内容としてはよかった。この連敗はHCにとってきっかけになるか?)
すごく悔しい敗戦ですし、選手たちもすごく悔しがっています。2日間すごく頑張ってくれたので、なんとしてでも勝たせてあげたくて、自分自身もすごく悔しいです。間違いなくこのバスケットを続ければ大丈夫だと思うので、フェニックスはいい方向に行くと思うので、自分たちがやっていることを信じて、どんなにタレントがいようとサイズがあろうと、1on1能力が高い相手にはチームで勝ちたいと思います。
(田渡選手の活躍について) 昨日は3Pシュートが0/5本で彼もすごく悔しい思いをしたと思いますし、富山さんのディフェンスに対してはオープンなシュートがたくさん打てるというのは想定内だったので、そこを決めきらないとチームオフェンスも乗らないというか、彼もそこは責任を感じていたと思います。今日はしっかり責任を果たして決めきってくれたのはやはりさすがだと思いますし、これからも信頼していきます。

選手コメント

SG

田渡 修人

結果として2試合とも負けてしまったのですが、僕たちがやろうとしているディフェンス、オフェンスのいいところがすごく出せた試合でした。今までの負けとは全然内容が違いました。トランジションのポイントが多いチームをしっかり守れたというのもそうだし、オフェンスはいいリズムでシュートを打てたところが多かったので。
本当にすごく内容としてはよかったのですが、勝ちきれなかったということは、勝負所の細かいミスやターンオーバーがあるし、やはり勝っているチームはそこをしっかり突いてくるし、勝負所のターンオーバーはありません。そういうちょっとの差で負けてしまったので、逆に、そこをもっと全員で磨いていけば、勝てるきっかけにもなりますし、この2試合はそういった意味で大きなきっかけになったんじゃないかと思います。なので、次の水曜日の川崎戦が本当に勝負だと思います。
(2日間で6700人近く集まった浜松のファンに一言)
浜松開催が少ない中でこんなに足を運んでいただいて、本当に嬉しいのですが、勝ち試合を見せられなくて申し訳ないという気持ちがいっぱいです。みなさんの応援が本当に力になるので、僕たちがしっかりみなさんに結果で返す番だと思っているので、引き続き応援してほしいです。ぜひ、豊橋も…、豊橋はちょっと遠いかもしれませんが、そっちにも足を運んでいただければ嬉しいです。次は勝ち試合を見せたいです。

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