第3Qの失速が大きく響き、またもやホームゲームは黒星。連勝記録延伸ならず。

1Q
出だしから主導権を握り優勢を保つ

ジョシュ、岡田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。立ち上がりのオフェンスをタフショットに導かれ、開始43秒に新潟・ガードナーに先制されるが、すぐさまウィリアムがポストアップで応戦する。その後新潟のピック&ロールを許すも、田渡のレイアップ、鈴木の3Pシュートなどで連続7得点。残り6分36秒で9-4とリードする。その後も新潟・ガードナーにインサイドを崩され1点差に迫られる場面が続くが、ウィリアムがゴール下で奮起し、川嶋や鈴木が技ありのドライブで連続得点。同2分43秒で17-12と5点差を保つ。さらに、新潟・五十嵐に対し激しいプレッシャーディフェンスを見せていた渡邊が、同1分33秒、ジョシュのキックアウトを受け3Pシュート。しかしすぐさま新潟・森井に3点打を許し、ガードナーにもボーナススローを献上。20-18の2点リードで第1Qを終える。

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2Q
攻守ともに全員が躍動しリードをキープ

開始23秒、新潟・森井にドライブから先制同点打を許すが、その後は堅守で失点を回避。しかし開始1分45秒、新潟・池田に3点打を献上、20-23と逆転される。すぐさま渡邊が3点打を返すも、ゴール下を崩され失点。一進一退の攻防が続くが、残り6分5秒、新潟・ガードナーに1on1を制され23-27。フェニックスはタイムアウトを取る。その後フリースローを与え6点差をつけられるが、人とボールを動かしてパスをつなぎ、ジョシュがドライブでバスケットカウント&ワンスローを奪取。さらにアーリーオフェンスから田渡が3Pシュートを沈め、同4分32秒で29-29。同点に追いつきオフィシャルタイムアウトに入る。さらにタイムアウト明けのスローインをジョシュがスティールし、そのままレイアップ。連続8得点で再逆転する。その後、個人技を許して失点するも、全員でボールをシェアしてチャンスメイク。同1分41秒には田渡がスティールからレイアップを沈め、続けて鈴木のキックアウトから太田がミドル。同1分10秒で37-33とリードすると新潟はタイムアウトを取る。その後、新潟・ガードナーに得点されるが、再びタフな守備でミスを誘い、終了間際にジョシュが高速のスピンムーブで追加点。39-35と4点リードで前半を終える。

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3Q
新潟の奇襲攻撃に対応できず32-13と大失速

開始33秒、新潟・五十嵐に先制ミドルショットを許す。その後全員守備で新潟のインサイドを封じミスを誘うと、ジョシュがミドル、ウィリアムが1on1で連続得点。開始1分54秒で43-37と6点差をつける。しかしその後新潟のハードな守備にミスを誘引され連続6失点で同点に。鈴木が技ありのアシストをジョシュにつないで45-43とするも、高速の連係やファストブレイクを献上し、再び連続6失点。残り4分30秒で45-49と4点差をつけられフェニックスはタイムアウトを取る。タイムアウト明けも得点は封じられ、守備を振り切られて失点するが、長谷川が3Pシュートを沈め3点差をキープ。しかし、攻撃は空回りし、セカンドチャンスやファウルを奪われ続けて失点。なんとか攻撃権を奪うもシュートは決まらず、同1分22秒には新潟・ガードナーのドライブにカウント&ワンスローを献上。連続10失点で48-61と13点差をつけられてしまう。フェニックスは後半2つ目のタイムアウトを消化するが、その後の得点はジョシュのフリースロー4本のみで、その間に速攻を許すなどして6失点。このクォーターで13-32と大量失点し、52-67の15点ビハインドで第3Qを終える。

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4Q
7点差まで猛追するも逆転は叶わず黒星

立ち上がりは両者ハードに失点を防ぎ時間が経過するが、開始から2分、相手ミスからチャンスを掴むと田渡→ウィリアムの連係でようやく先制。その後ジョシュがディフェンスリバウンドをそのまま運んでファウルを奪取。フリースロー2本を加算すると、さらにジョシュがスティールから速攻レイアップを沈め、続けざまにジョシュのロングパスからウィリアムがレイアップ。連続8得点を決め、残り6分41秒で60-67と7点差まで追い上げる。しかしすぐさま新潟・五十嵐に3点打を許し、ガードナーに連続失点。ウィリアムのポストアップ、ジョシュのスピンムーブなどで食らいつくも、イージーなバックカットなどを許して失点。同3分44秒で66-76と10点差が詰まらない。最終盤、田渡の3Pシュート2本などで粘りを見せるも、高速の連係や新潟・ガードナーの1on1を止められずゲームセット。74-82と8点差で平日ナイトゲームを落とし、3連勝は叶わなかった。

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ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

点差が開いたのが第3Qというのは明らかなのですが、こういうタレントの多いチームに勝ち切れるようなチームになっていかないといけないと思いました。
(ドジャー選手が退団した後、得点力も含めどのようにチームを構築していくか?)
今日はチルドレスとマクドナルドのラインナップのオフェンスが正直噛み合っていませんでした。フェニックスのフローオフェンス、ボールがサイドからサイドに動くバスケットがなかなかできなかったので、しっかりそこは練習をしたい。試合が続いて練習する時間が取れないのですが、試合をやりながらでもしっかりと修正していきたいです。
(第4Qの序盤でチルドレス選手を軸に7点差まで詰めたがその後再び離された。そのあたりを振り返っての要因などは?)
まず新潟はガードナー選手とハミルトン選手という得点源がいるので、ビハインドになった時点で苦しいです。20-0のランはできないので。彼らの得点効率はすごくいいので、そんなに何回も何回もシュートを外してくれないので、そこからカムバックするのはほぼ厳しいと思います。それが必然だったと思います。
(第3Qの点差が響いてしまった?)
はい。そうです。新潟さんのバスケットはボールを運んできてボールをポストに預け、その2人がポストで堅く点を取ってくるので、1回ビハインドになってしまうと厳しいです。なので、しっかり一つひとつのクォーターで食らいついて、クロスゲームをして最後に勝ち切る。新潟さんにはこれしかないと思います。
(そのためには得点力アップが必要では?)
そうですね。新潟さんには点を取らないと勝てないです。得点をどう取るかということに僕らはこだわっているので、しっかりスペーシングを大事にして、ボールをしっかり動かして、ビッグマンとビッグマン、ガードとガードのフロアバランスをしっかり取っていいシュートを打たないといけない。今日はそこがあまりできていなかったと思います。

選手コメント

SG

田渡 修人

前半はうちがやりたいディフェンスがしっかりできていました。五十嵐選手のところとか。結果的にガードナー選手には第1Qから前半に17点決められましたが、しっかりウォールアップして苦しいシュートにさせていたのですごくよかったと思っています。 ただ、第3Qではガードナー選手にやられたとかそういうのではなく、一番うちがやられてはいけないトランジションを出され始めて、そこで一気に持って行かれてしまいました。そこからカムバックができなくて。やはりビハインドが広がると今は正直戻る力がありません。なので、リードした時にその点差を守るんじゃなくて、もう一回ディフェンスを頑張って点差を広げなきゃいけません。そのところでの強さがないというのを今日すごく感じました。
(HCもオフェンスの改善、得点力が必要と言っていた)
いいオフェンスで終わればもっとトランジションディフェンスも機能し、新潟さんの速攻なども止められたと思うのですが、それが悪いオフェンスで、ターンオーバーや単調な1対1で終わってしまっているところが多かったと思います。チルドレスとのアジャストもまだ未完成なのですぐにはよくならないかもしれませんが、そこはコミュニケーションをよくとってやっていきたいです。それでもとにかくディフェンスは頑張れるので、とくにチルドレスのミスマッチのところをみんなで守るとか、リバウンドを全員で取りにいくとか、もう一回そういうところをきっちり見直さないと勝てないと思います。

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