OT残り1秒まで肝を冷やすが、アーリーカップ以来の延長戦を制し、今季初の同一カード連勝を決める!

1Q
出だしからリードを奪うもじりじりと猛追される

GAME1同様の布陣でスタート。開始22秒にロバートのジャンパーで先制する。守備でも滋賀をタフショットに導き、フリースローを1本許すものの、鈴木の技ありのレイアップ、鈴木のキックアウト→田渡の3Pシュート、高速のパス回しからの岡田の3Pシュートで連続得点。残り7分5秒で10-1とリードすると滋賀がタイムアウトを取る。その後、鈴木とウィリアムの連係で得点するが、滋賀・狩野に連続3点打を許し、さらにピック&ロールから失点。3点差に猛追される。その後は堅守でしのぎ、同3分を切って寺園、川嶋がファウルからのフリースローで加点するが、再び滋賀・狩野の3Pシュート、ミドルショットを見舞い、滋賀・紺野のドライブも許して、同26秒で18-18の同点に。すぐさまロバートが ミドルを沈めて逃げるも、滋賀・西がハーフラインからブザービーターロングショット。20-21と1点リードを許して第1Qを終える。

''

2Q
得意のトランジションが機能し、逆転リードを奪う

開始43秒、長谷川がオフェンスリバウンドをドライブから押し込み先制する。続く守備、長谷川が滋賀・狩野とのマッチアップで魅せるが、バスケットカウント&ワンスローを奪われ2点差に。しかしウィリアムがカウント&ワンスローを奪い返し1点差の攻防となる。その後もウィリアムの1on1や、滋賀のベンチテクニカル、アンスポーツマンライクファウルからのボーナススローで加点。残り7分31秒で29-24とリードを保つ。その後は両者ハードな守備でファウルも嵩んで重い時間が続くが、同4分25秒、ロバートのスティールを起点にパスをつなぎウィリアムが速攻レイアップ。31-26でオフィシャルタイムアウトに入る。その後は点の取り合いとなり、滋賀・ラワルにインサイドを崩されるも、ロバートが連続ミドルで応戦。滋賀・中村に3点打を沈められるが、鈴木が3点打返し。さらに田渡がスティールからロバートにつないでファストブレイク。同2分10秒で40-33とリードを保つ。終盤も滋賀・ラワルにペイント内を制されるが、太田のリバウンドから田渡と鈴木がツーメンで運んでファストブレイク。フェニックスらしさを要所で見せ、42-37の5点リードで前半を終える。

''

3Q
両チーム持ち味を発揮し拮抗勝負の展開に

開始32秒に滋賀・フィッシャーにドライブから先制されるも、すぐさま鈴木→岡田が守備の隙を突いてファストブレイク。リズムを保っていく。その後攻守に我慢の時間が続くが、残り7分38秒、ウィリアムと岡田がゴール下で魅せ得点。しかし、滋賀・狩野に3点打、ラワルにカウント&ワンスローを献上。同6分45秒で46-45と再び1点差に迫られる。しかし、全員でリズムよくパスをつなぎ、ロバートのアシストから田渡が3Pシュートを沈めると、続けてロバートのキックアウトから岡田が3Pシュート。さらにロバートのスティールから鈴木→ウィリアムとつないでファストブレイク。同4分53秒で54-45と9点差をつけると滋賀はタイムアウトを取る。その後、滋賀のビッグマン2人の勢いが再燃し連続失点。さらに徹底的にインサイドを攻略され、同1分52秒でロバートの個人ファウルが4つに。フリースローも献上し、56-52と再び猛追を浴びる。終盤、滋賀の堅守にミスが続き、同35秒には56-54と1ゴール差に迫られるが、川嶋がユーロステップで守備を崩して得点。このクォーターは16-17と拮抗し、58-54の4点リードで第3Qを終える。

''

4Q
インサイドを攻略され同点に。今季初の延長戦へ

開始57秒、滋賀・紺野に先制されるが、ウィリアムがミドルで応戦。さらに太田がフリースロー2本を加算し、6点リードを保つ。その後滋賀のインサイドアタックにファウルも嵩み失点するが、ウィリアムがゴール下で奮起し連続得点。しかし、滋賀・ラワルの1on1を止められず失点。残り4分55秒で65-64と1点差に迫られオフィシャルタイムアウトに入る。その後ロバートがファウルを奪いボーナススローで加点。連係を許して失点するも、ロバートのブロックショットから鈴木→ウィリアムとつないで速攻レイアップ。しかし、滋賀・ラワルのミドルを許し69-68と1点差は変わらない。残り3分、滋賀・西のドライブにロバートが痛恨のファウル。個人ファウル5つでファウルアウトとなる。さらにベンチテクニカルも取られ、フリースロー2/3本を献上。69-70とついに逆転される。その後ウィリアムが連続得点するが、ファウルやミスが嵩み得点は停滞。その間に滋賀・フィッシャーに崩され同56秒で73-72。フェニックスはタイムアウトを取る。同33.4秒、ウィリアムがオフェンスリバウンドでファウルを奪うもフリースローは1/2本。奪われたリバウンドは滋賀・ラワルの同点打に。同10.7秒でフェニックスは最後のタイムアウトを使うも得点には至らず、74-74でタイムアップ。今季リーグ戦初のオーバータイムに突入する。

''

EX
岡田の決勝スリーで逃げ切り勝利

開始15秒に太田がミドルで先制。滋賀をタフショットに誘うと、開始1分18秒にはウィリアムがカウント&ワンスローを奪取。79-74とリードを奪う。しかしセカンドチャンスを許し、滋賀・鹿野が3Pシュート。さらに連続でオフェンスリバウンドを奪われ、同2分32秒で79-79と同点に。同3分9秒にはファウルから滋賀・フィッシャーにフリースロー2本を献上、79-81と2点差をつけられる。しかしすぐさま、鈴木のドライブから岡田が3Pシュートを沈め逆転。しかし滋賀・ラワルにフリースロー2本を与え、1点を追いかける展開に。我慢で失点をしのいだ残り5.9秒、再び鈴木のキックアウトから岡田が値千金の3Pシュート。85-83と再逆転し、滋賀はタイムアウトを取る。残り時間を守り切りたいフェニックスだが、残り1秒、滋賀・鹿野の3Pシュート時に田渡がファウル。逆転負けの窮地に立たされるが、与えたフリースローは1/3本と救われ、85-84でゲームセット。岡田の連続3Pシュートが決勝点となり、延長戦を制して勝利。今季初の同一カード連勝を果たした。

''

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

本当に両チームがファイトした本当にいい試合だったと思います。 今日の試合は、いろんな意味で僕らは何が何でも勝ちたくて、選手、スタッフ一丸となって勝てて、そしてこの試合に携われたことを本当に誇りに思います。
(クロスゲームを勝ち切れた一番の要因は?)
気持ちですね。気持ちだと思います。本当に気持ちの部分で、本当にきつい状況でドジャーがファウルアウトして、マクドナルドも4つで、ガニ選手があれだけ乗っていて、本当に辛い状況だったんですけど。本当に何とか気持ちで乗り切れました、1点差で。岡田の最後のスリーも、本当に気持ちで入れてくれたと思います。
(最後の6秒弱の時にどのような指示を?)
具体的なスクリーンプレーだったりポストアッププレーに対する指示のあとに、どのコーチも言うと思うのですが、ワンストップだよっていう強い気持ちを出していこうという指示を出しました。

選手コメント

SG

岡田 慎吾

出だしがいいリズムだったんですけど、そこからちょっと崩れてしまって。相手のホットな(外の?)選手にぽこっと外決められたりして、また流れが向こうに行って。そのままズルズルズルと最後まで行ったような印象です。
(最後OTで勝ち切れた要因は?)
気持ちですね。今シーズン同じ相手に連勝できていなかったので、チーム全員で遂行して、それで勝てたのが嬉しいです。

ハイライト動画