ロバート、岡田、鈴木、ウィリアム、田渡でスタート。両者ターンオーバーで重い立ち上がりとなり、開始1分28秒、滋賀・狩野にミドルで先制される。その後もターンオーバーやファウルを機に失点するが、ウィリアムのスティールを起点にアーリーで運び田渡がミドルで得点。しかしすぐさま滋賀・二ノ宮のペネトレイトを許し失点。残り7分6秒で2-6とリードを許す。その後も滋賀のタフな守備に攻めあぐね、ロバートの個人ファウルが2つに達するなどするが、残り5分5秒、岡田のスティールからパスをつなぎ田渡が3Pシュート。しかしイージーに運ばれ連続失点。同4分21秒で5-12と点差を7に広げられる。その後セカンドユニットが奮起し、太田、寺園が連続得点。さらに滋賀をタフショットに導くと、全員でパスを回し、太田のカットインに長谷川がノールックで合わせてフィニッシュ。さらに川嶋→ウィリアムの連係で魅せ連続8得点。同1分17秒で15-14と逆転に成功する。しかし終了間際、滋賀・西にブザービーターとなるドライブを許し17-18でタイムアップ。1点ビハインドで第1Qを終える。
開始16秒、ロバートがポストアップからミドルを沈めて先制。さらにゾーンディフェンスで滋賀をタフショットに導くと、ロバートがファウルを奪いフリースロー2本を加算。開始1分で逆転リードを奪う。続く守備で滋賀・狩野に3点打を許し同点にされるが、その後は冷静な守備で失点を封じ、長谷川のアシストからロバートが3Pシュート。続けてロバートのリバウンドから川嶋→長谷川とつないで速攻3点打。さらにロバートが果敢なアタックでファウルを奪いフリースロー。残り6分43秒で29-21と8点差をつける。その後連続失点するも、川嶋が守備をかいくぐるドライブから太田につなぎ得点。31-25の6点差でオフィシャルタイムアウトに入る。その後、タフショットに誘引され、個人技を許すなどするが、タイムアウトで立て直すと、高速のパス回しから田渡がコーナースリー。しかし、滋賀・ラワルの1on1、鹿野の3点打を許し、同2分41秒で34-32と2点差にされる。しかし、ロバートがミドルを沈め、さらにフリースローで加点。終盤は互いに得点は伸びず、37-32と5点リードで前半を終える。
立ち上がりからタフな守備で失点を封じるも、奪ったチャンスは得点に至らず重い時間が続く。しかし我慢を続け、岡田がディフェンスリバウンドを奪うと鈴木→ウィリアムとつないで速攻レイアップ。さらに岡田のスティールからロバートがインサイドで粘って得点。同5分48秒にはウィリアムがフリースローを加算し5-0のラン。42-32と10点差をつける。その後ゴール下の連係を許すも、ウィリアムがオフェンスリバウンドで得点。タイトな守備で滋賀の攻撃の芽を摘むと、同4分43秒、滋賀はタイムアウトを取る。その後アグレッシブな守備でファウルが嵩むが、滋賀のフィールドゴールを封じていくと、太田がインサイドで連続でファウルを奪取。しかしフリースローの精度が上がらず得点は伸びない。同1分9秒、長谷川がスティール時にアンスポーツマンライクファウルを受けフリースロー2本を加算。49-38と11点差をつける。終盤、両者ファウルが嵩みフリースローの展開に。このクォーターは互いに得点が伸びず、13-9とフェニックスが粘り勝ち。50-41と9点差をつけ最終クォーターに入る。
開始17秒、太田が1on1でファウルを奪いフリースロー2本で先制する。しかし滋賀・フィッシャーに連続失点し、さらにイージーミスでチャンスロス。開始1分でフェニックスはタイムアウトを取る。その後川嶋→ロバートの連係で得点するも、滋賀・ラワルにバスケットカウント&ワンスローを献上。54-48と6点差に迫られるが、寺園が得意のフローターを沈めて勢いに乗ると、長谷川→川嶋→ウィリアムとつないでファストブレイク。再び10点差に広げる。その後も堅守で失点をしのぎ、ロバートがフリースロー。この日最大の12点差をつける。しかし滋賀・フィッシャーに1on1で崩され、60-50と10点差でオフィシャルタイムアウトに入る。タイムアウト明け、ロバートがドライブからファウルと奪うと、滋賀・ラワルがファウルアウト。ロバートがフリースロー2本を沈め得点を20に伸ばす。その後滋賀はフィッシャーにボールを集め連続得点するが、田渡のバックカットや、ルーズボールファイトからの得点で66-54と点差をキープ。しかし、残り3分を切りミスから連続6失点。同58.2秒で66-60と6点差に迫られ、フェニックスはタイムアウトを取る。タイムアウト明け、鈴木を起点に守備のズレを作り、鈴木のパスから田渡が3Pシュート。これが決勝点となり、69-60でゲームセット。我慢のロースコアゲームを制した。
ヘッドコーチコメント
藤田弘輝
綺麗な勝ち方ではありませんでしたが、ディフェンスのエナジーが1試合を通じて大半の部分であったので、そこはすごくよかったと思います。明日もフェニックスらしくディフェンスを頑張ってしっかり2連勝できるように頑張りたいと思います。
(プラン通り守備ができ、滋賀の攻撃を抑えられたのか?)
やられてはいけないところをやられた部分はいくつかありました。前回の滋賀戦の1戦目は僕らのディフェンスのエナジーが全体的に足りなくて負けてしまいました。そこが一番大きな今回のテーマだったので、それができたのがすごく満足しています。
(明日に向けての修正点は?)
フィッシャー選手にキャッチからのジャンパーを打たれすぎたので、そこは修正すべき点です。あとシューター陣に対してオープンな3Pシュートを1試合を通じて何本か打たれているので、そこの細かいところは修正点だと思います。後半でオフェンスリバウンドを12本くらい取られているので、リバウンドもしっかりチームで40分間続けて頑張りたいと思います。
選手コメント
田渡 修人
滋賀さんはオフェンスリバウンドがとても強いチームで、そこをやられないように、前回そこからセカンドチャンスでだいぶやられたので、そこをみんなで意識しました。とくにセンター陣のウィル、D(ドジャー)、アツさんがしっかりボックスアウトしてくれてファイトしてくれたので、ガード陣がそこでリバウンドも取れたし、そこからの早い展開といううちのバスケットができたかなと思います。ディフェンスの部分もいいコミュニケーションが取れていたところが多かったので、そこを引き続き明日も継続し、あとは細かいところをもう一度修正してやっていきたいです。
(明日さらに滋賀が対応してくる中で警戒すべき点は?)
やっぱりオフェンスリバウンドと、あとは狩野選手、鹿野選手の3Pシュートは勢いづいてしまうので、まずはうちがいつもやっているディフェンス、しっかりソリッドなディフェンスをして、そこからのリバウンドというのを全員で、人に任せないで全員で取りに行く。そうすれば、しっかり戦えるし勝てると思うので、そこをしっかりとやっていきたいです。
(要所で田渡選手の3Pシュートが効いていたと思う。最後1分で6点差に詰められ焦りかねないところでも再び田渡選手の3ポイントが決勝点となった。1試合を通して自身の評価は?)
最後あの形で達也がいいパスをくれて、しっかりスリーを打ち切ってそれを決め切れたというのはすごくよかったです。ですが、試合を通して3Pシュートを6本打てたというのが、自分の中では1番の収穫です。あとは、ドライブに対する合わせなど、ノーマークになる動きというのを練習してきたので、そこが出せたのはよかったかなと思います。 でも、ディフェンスで、やはり狩野選手に、今日は3ポイントが入っていないのですが、あれだけ打たれてしまったので、そこは自分の責任。もっとしっかりコンタクトしてソリッドなディフェンスをしていきたいと思います。