ロバート、寺園、長谷川、ウィリアム、田渡でスタート。開始24秒、寺園のジャンプショットで先制する。すぐさま川崎にピック&ロールから連続得点を許すが、ウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み同点に。その後ターンオーバーから失点するも長谷川が応戦、ファウルからフリースロー2本を与えるが、田渡のカットインに長谷川が合わせて得点。残り5分44秒で8-8と拮抗勝負を見せる。しかしその後は両者シュート精度が上がらず得点は停滞。フェニックスは守備が後手に回りファウルも嵩み始める。同3分14秒、川崎・ファジーカスにジャンプショットを許し、その後はタイトなディフェンスで攻撃権を奪っていくも、イージーミスが続いてチャンスロス。終盤も互いに得点は伸びず、フィールドゴール成功率28.6%(川崎26.7%)、ターンオーバー5本と重い展開のまま、8-10で第1Qを終える。
開始24秒、岡田のディフェンスリバウンドから川嶋→太田と速攻でつないで先制すると、続けて渡邊がスティールをそのまま運んでレイアップ。出だしから勢いに乗り逆転すると、開始1分8秒で川崎はタイムアウトを取る。その後、川崎・ファジーカスに連続4失点するが、我慢の守備で攻撃権を奪い、渡邊のキックアウトからウィリアムがミドルショット。残り7分で14-14と粘りを見せる。しかし川崎・篠山に3点時ファウルを与え、フリースロー3本を献上。さらにターンオーバーやショットミスが続き、連続失点。同4分28秒で14-21と離され始める。しかし、川嶋がスティールから速攻レイアップを沈め、ロバート→ウィリアムのポストプレーで加点。川崎にゴール下を制されるも、再びロバートとウィリアムの連係で得点する。終盤、素早いボールシェアを許して失点するが、残り23秒、長谷川がコーナースリーを沈めて1ゴール差に。しかし終了間際にボーナススロー1本を与え、23-27の4点差で前半を終える。
開始15秒にロバートがドライブから先制し、続けて田渡がスティールをそのまま運んでレイアップ。早々に同点に追いつくと、ハードな守備で相手ミスを誘い、田渡とのピック&ロールからロバートが3Pシュート。連続7得点でリードを奪う。その後ターンオーバーから攻撃権を渡し、川崎・篠山に3点打で同点にされるが、すぐさまウィリアムがゴール下を制し、続けざまに寺園が速攻レイアップ。残り7分11秒で34-30と逆転リードする。その後も川崎をタフショットに導き、素早いパスワークからウィリアムが連続得点。川崎・ファジーカスや篠山に得点を許すも、田渡の巧みなフェイクからの3Pシュートやロバートの1on1で連続得点。同2分21秒で45-38と点差を7に広げる。終盤、田渡がペネトレイトでこじ開け加点するが、川崎・エドワーズにも3点打を許しタイムアップ。このクォーターで24-16と差をつけ、47-43と逆転リードを奪い第3Qを終える。
開始18秒に渡邊がジャンプショットで先制すると、続けて川嶋が巧みなドライブから岡田のカットインにアシストし得点。開始53秒で51-43と8点差をつけると川崎はタイムアウトを取る。その後もタフな守備で失点を防ぎポゼッションを獲得。ミスから我慢も続くが、川嶋→岡田と素早くパスをつないで太田がフィニッシュ。さらに川嶋がドライブで相手守備を崩して得点。連続8得点で55-43と12点差をつけ、川崎は後半2つ目のタイムアウトを取る。その後個人技から失点するが、果敢なアタックでファウルを奪いロバートがフリースロー。さらに守備からチャンスを作ると、渡邊がスピードに乗ったドライブでバスケットカウント&ワンスローを奪取。同5分40秒で59-45とこの日最大の14点差をつける。その後、川崎・長谷川に3点打を許すなどするが、田渡がアグレッシブに攻め、フリースローや岡田との連係で追加点。川崎・マクリンに1on1を許すも、以降は川崎の長距離砲を封じ点差をキープ。同25秒にウィリアムがオフェンスリバウンドを押し込み、最終盤も川崎の追随を許さずゲームセット。65-56と9点差で今季2つ目の白星。ターンオーバー17本と課題は残るが、得点力の高い川崎を50点台に抑え、リバウンド46本、ファストブレイクポイント10点とフェニックスらしさを取り戻し、開幕2戦目から続く連敗を6で止めた。
ヘッドコーチコメント
藤田弘輝
6連敗している中で、平日開催のアウェーで、川崎さんという強豪チームとの試合で、本当にタフな状況ではありましたが、今日は選手たちがチームがやるべきバスケットに対してレスポンスをしてくれた試合だったと思います。ディフェンスをしっかり頑張り、リバウンドを全員で頑張り、トランジションにつなげ、もしくはオフェンスのハーフコートで全員でボールをシェアして、良いシュートを打ちました。サイドラインで見ていて本当に楽しい試合でした。今日の試合をきっかけに、しっかりフェニックスのバスケットを取り戻し、週末の新潟戦につなげたいと思います。
選手コメント
渡邊 翔太
今日はチームでディフェンスを頑張って、ディフェンスリバウンドもすごくいい確率で取れたので、相手の点数を少なく抑えられたと思います。そこから最近は速攻が出ていなかったのですが、今日は速攻や、速い流れの中でのいいオフェンスができていたと思います。
(前半と後半でオフェンスが変わったが、ハーフタイムにどんな指示が?)
オフェンスはすごくボールが動いていたので、点数は入っていませんでしたが、いいオフェンスはしているから、それを続けていこうとHCからは指示がありました。
(最も大きな勝因は?)
ディフェンスからいい流れでオフェンスに入れて、ボールが動いているいいリズムの中で、一人ひとりがリングに向かってアタックしていったことが、やはり一番よかったんじゃないかなと思います。
(大敗した琉球戦のあと何にフォーカスしようとみんなで話したか?)
琉球戦の時は少し個人で攻め過ぎていた部分もあり、それをオフェンスでは修正しました。自分が攻めて無理だったらすぐに空いている人にパスを出すとか、そういうところが琉球戦よりうまくいったと思います。そしてディフェンスで、HCが言ったことをゲームプラン通りに実行し、40分間実行しきれたことが今日の勝利につながったのではないかと思います。
(自分自身、今日意識したことは?)
自分の持ち味はやはりリングに向かってアタックしていくことだと思っています。ノブさん(長谷川智伸)とかがその気持ちで行けという風に声を掛けてくれたりして、そういう部分で意識して試合に入りました。
(新潟戦へ向けて)
連敗を脱出し、同じ地区の川崎さん相手に勝ったということで、いいリズムだと思います。次の土曜日、一試合目を取るか取らないかで変わってくると思うので、また自分自身もやることをやって準備して、チームとしても準備して試合に臨みたいと思います。
寺園 脩斗
連敗していて、その連敗する中でも課題というのが見つかっていて、今日コーチにできていないことをやろうという風に言われ、そこをみんなで遂行することができたので、この結果につながったんじゃないかなと思っています。
(課題というのを具体的には)
ディフェンスの細かいローテーションの部分や、オフェンスでは一人がボールを持ち過ぎていたので、ボールをシェアするという点を言われていました。そこがうまくつながったのかなと思います。