新潟を61点に抑えるも、攻撃が波に乗らず第2Qから失速。クラブ史上最少の48得点で4連敗を喫す。

1Q
フェニックスらしい攻撃でリズムよく得点

ロバート、寺園、長谷川、ウィリアム、田渡でスタート。立ち上がりの守備で新潟をタフショットに導き、開始40秒にロバートがミドルで先制する。すぐさまセカンドチャンスから新潟・五十嵐に3点打を許すが、田渡がドライブで応戦。さらにウィリアムのキックアウトから田渡が3Pシュート、寺園が速攻からフリースロー2本を得、残り6分39秒で9-3とリードする。その後連続失点するも、渡邊が緩急をつけたドライブで加点。さらにロバートのブロックショットを起点に全員でパスをつないでウィリアムがフィニッシュ。リードを保つ。その後新潟・五十嵐の3点打やゴール下の素早い連係を許し、残り1分半で15-15と同点にされるが、ロバートが巧みなステップで守備をかわして追加点。しかし終盤にフリースロー1本を献上し、17-16の1点差で第1Qを終える。

2Q
フィールドゴール成功率26.7%と精度を欠き失速

開始11秒、太田のポストアップで先制する。すぐさま新潟・森井にドライブから得点されるが、その後はウィリアムのブロックなどで堅守。しかしターンオーバーでチャンスを奪われ、新潟・ガードナーに1on1から失点。残り8分8秒で19-20と逆転される。その後渡邊のドライブで再逆転するも、素早い連係からの3点打などを許し連続7失点。フェニックスはタイムアウトで立て直しを図るも、タイムアウト明けすぐに渡邊がアンスポーツマンライクファウルのジャッジ。同5分23秒で21-29と点差を離され始め、流れが新潟に渡ってしまう。その後ウィリアムがポストアップから得点するが、うまくズレを作ってオープンショットを放つも精度を欠き、ミスも嵩んで得点は停滞。その間に新潟・ハミルトンに3点打を含む連続5失点。このクォーターで8-18と失速し、25-34の9点ビハインドで前半を終える。

3Q
12-10とロースコアの展開。点差を7に詰める

開始23秒、新潟の早いパスワークを止められずガードナーにダンクで先制される。その後新潟をタフショットに導くも、フェニックスもシュート精度は上がらず、残り7分42秒にターンオーバーから失点。25-38とこの日最大の13点差をつけられる。すぐさまウィリアムがミドルで加点するが、その後は両者シュートが決まらず無得点のまま時間が経過。中盤の残り4分41秒に新潟・ガードナーがカットインから得点し沈黙を破ると、フェニックスは連続でスティールを奪ってチャンスメイク。ロバートのスクリーンから渡邊がジャンパーを沈め、速攻からのセカンドチャンスをロバートがダンクでフォロー。同3分27秒で31-40と点差を1桁にすると新潟はタイムアウトを取る。その後も互いにシュート精度が上がらないまま攻撃権が入れ替わるが、終盤にロバートのフリースロー2本、岡田と太田の連係で追加点。37-44と7点差まで追い上げ第3Qを終える。

4Q
逆転のチャンスも生かせず、ロースコアで敗戦

開始40秒にロバートが3Pシュートで先制する。その後岡田がフリースローで加点し3点差に迫るも、新潟・ガードナーに連続でオフェンスリバウンドをタップされ失点。残り7分28秒で41-48と再び離されフェニックスはタイムアウトを取る。タイムアウト明け、太田がポストアップで得点するが、すぐさまガードナーに3点打を献上。その後もミスやファウルが重なりリズムに乗り切れない。しかし同4分33秒、田渡がドライブからゴール下でウィリアムにつなぎバスケットカウント&ワンスローを奪取。46-51と5点差に迫る。そこから勢いに乗るかと思われたが、新潟・五十嵐にペネトレイト、ガードナーにフリースローを許して失点。7、8点の差が縮まらない。その後もイージーミスでチャンスを奪われるが、田渡のスティールを起点にロバートが1on1を制し得点。同2分41秒で48-54と2ゴール差にする。しかし最終盤も放つシュートはリングを通らず、守備では新潟の連係を止められず連続7失点を許してゲームセット。得点力の高い新潟を60点台に抑えたものの、持ち味のボールシェアのオフェンスが機能せず、得意の3Pシュートも2/19本(10.5%)とダウン。48-61とクラブ史上最少得点で重要な一戦を落とした。

ヘッドコーチコメント

ヘッドコーチ

藤田弘輝

本当に信じがたい試合で、本当にここで負けてはいけないところで、絶対負けてはいけない負け方をしたと思います。
オフェンスが苦戦しましたし、チームでオフェンスできなかったことにすごくイライラしています。
チームで「ディフェンス・リバウンド・トランジション」と掲げていますが、リバウンドもオフェンスリバウンドを11本取られてしまいましたし、こんな大事な試合でこういう試合内容をしている場合じゃないと強く思います。
シーズンは止まってくれないですし、また週末には琉球戦がホームであるのでしっかりフェニックスらしいバスケットをできるようにしっかり準備したいと思います。

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