要所で信州に3ポイントを決められ、シーズン最終戦を勝利で飾ることは出来ず敗戦

1Q

信州の三井に思い切りの良いアタックで先制されるも、フェニックスはハントの得点で返す。信州は山本、ホーキンソン、井上が3ポイントを決め、得意な展開に持ち込む。フェニックスは津屋の3ポイントで逆襲するも、信州は西山の3ポイントで8点リードする。粘りを見せたいフェニックスは寺園のフローター、ハントのインサイドで得点を重ね、4点差に詰め寄った所で信州がタイムアウト。フェニックスは粘り強いディフェンスから立て直しを図るも、オフェンスリバウンドを連続で取られ、3ポイントに繋げられる。1Qで信州に5本の3ポイントを入れられたフェニックスが14-21と7点ビハインドで1Q終了。

2Q

開始早々、信州はホーキンソンのカウントワンショットで10点差にリードを広げる。対するフェニックスはシュートが入らず我慢の時間帯が続く。なんとか点差を詰めたいフェニックスはイェロヴァツのフリースロー、鈴木のスティールから速攻で流れを変える。更に、鈴木の得点、イェロヴァツのインサイドで追い上げを見せる。その後はお互いに点数が入らない重い試合展開になるも、ハントのインサイド、激しいディフェンスから速攻でフェニックスが4点差に追いつく。激しいディフェンスから信州の得点を11点に抑え、鈴木のブザービーターで逆転に成功したフェニックスが33-32と1点リードして前半終了。

3Q

フェニックスは激しいディフェンスから速攻でいい流れを作る。信州は西山の3ポイントで逆転すると、西山を中心にオフェンスを組み立て引き離しにかかる。信州得意の3ポイントも決まり、一気に11点差とされる。何とか点差を詰めたいフェニックスは寺園が意地を見せ、連続得点を奪い7点差まで詰め寄り、信州がタイムアウトを要求する。その後も寺園の思い切りの良いプレーでチームを引っ張り、点差を3点にまで縮めるも、信州の井上にブザービーター3ポイントを決められ、48-53と5点ビハインドで最終クォーターへ。

4Q

イェロヴァツ、ハントの得点でいい流れを作り、1点差に詰め寄る。流れを渡したくない信州は思い切りの良いドライブから得点を重ね、6点差に引き離す。フェニックスがインサイドで得点すれば、信州が3ポイントで返す一進一退の攻防となる。何とかついていきたいフェニックスだったが、信州の井上にこの日4本目となる3ポイントを決められ、9点差とされた所でオフィシャルタイムアウト。ハンドがオフェンスファウルで退場し、苦しい状況となるも、寺園、鈴木のドライブ、岡田の3ポイントで一気に3点差にいぇ詰め寄る。イェロヴァツの3ポイントが決まり最後まで粘りを見せたものの、75-80と5点差で敗戦となった。

ヘッドコーチ コメント

ヘッドコーチ

ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ

今日の対戦相手 信州さんは今日までに2回対戦したクラブです。
その2試合とも接戦でした。
今日の試合は自分たちにとって今シーズン最後の試合で、かなり難しいシーズンを送ってきた中で怪我人も多く、 シーズン最初の方でヘッドコーチや外国籍選手が入国が遅れてしまったので、自分たちにとってはとても大切な試合でした。
お互いに難しい状況の中で、今日の試合を勝ち切った信州さんを称えたいです。
また、自分たちも今日の試合に関して、できることは全てやったと思っています。

今日は両クラブとも限られたロスターでの試合となりました。
自分たちは5、6人選手が出場できず、信州さんも外国籍選手を含む数名の選手が出られない状況でした。
試合の入りの部分から振り返ると、第1Qの最初の5分くらいは非常に信州さんがいい形でプレーしていました。
自分たちはまだ眠っているような、あまりいい形ではありませんでした。
第2Qでは自分たちのディフェンスも少しずつ機能し始めて、選手を交代しながらやっていたので、いいエナジーをチームにもたらしてくれたと思います。

第3Qに関しては、2人のポイントガードを出して戦ったので、かなりアグレッシブにディフェンスからプレーできたのではないかと思っています。
しかし、自分たちのプレーがソフトになってしまい、第3Qだけを見ると6点負けてしまい、第4Qは27-27のタイでした。
ベンチポイントを観ると、信州さんが29点、自分たちは18点で、そこでも差が出てしまいました。
また、自分たちのスリーポイントの確率も非常に低かったので、厳しい状況だったと思っています。

PG

寺園 脩斗

最終戦ということで、チームとしても勝利を取りに行くことを試合前から全員で話していました。
結果的に勝たなくてはならない試合で負けてしまいましたが、 相手に流れが行ったときも自分たちでバウンスバックしてスコアをタイに戻したり、自分たちが1年間やってきたことは出せたんじゃないかなと思います。

川嶋選手やミリェノヴィッチ選手といったチームをクリエイトする選手がいないということで、 今日は鈴木達也選手とコンボガードで出る時間も多かったので、自分がやらなければならないということはわかっていましたし、 ヘッドコーチからも積極的に行けと言われてたところで積極的にプレーできたことは個人的には良かったと思います。

Q:キャプテンとして今シーズンを振り返ってみていかがですか
A:選手が怪我でいなかったり、新型コロナウイルスで入国が遅れたりっていうのは選手たちには関係なくて、 やっぱりチームとしているメンバーでやらなくちゃいけないっていうのは常に自分が言っていたことでもあったので、 チームとして体現したかったですが前半戦はなかなかそれができませんでした。
ハント選手やイェロヴァツ選手が合流して、チームもどんどん良くなりましたし、成長できたシーズンだったと思います。

Q:苦しい状況のなかでも変わらずにいつも応援してくださったブースターの皆さんへ
A:1年間応援ありがとうございました。
今シーズンもなかなか勝つことができず、苦しいシーズンでしたが、皆さんの声援は自分たち選手にとっても、チームにとっても大きかったです。
今後も三遠ネオフェニックスの応援をよろしくお願いいたします。