B.LEAGUE3年目もレギュラーシーズンの1/3を終え熾烈な中盤戦へと突入している。チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫くも、苦しんだ序盤戦。そこに#1 ジョシュ・チルドレスという強力な新戦力を加え、これからの戦いから目が離せないフェニックス。
今シーズン初の浜松アリーナ開催となる今回の相手は、富山グラウジーズ。同じ中地区ながら今シーズン初対戦となる。
富山のキープレーヤーは、Bリーグの「顔」の一人なった#11 宇都直樹だ。
身長191cmの大型ポイントガードとして、柔らかな身のこなしと鋭いドライブを持ち合わせ、昨シーズンのアシスト王であり、今シーズンもここまでアシストランキング4位に位置している。Bリーグ初年度に企画された「B.LEAGUE No.1 モテ男」アンケートで圧倒的な1位も獲得しており、人気・実力ともにリーグを代表するスター選手だ。
そして、富山は今年大型補強を敢行しており、強力な布陣で浜松に乗り込んでくる。
その筆頭は#34 ジョシュア・スミスだ。今シーズン京都から移籍してきたスミスは、身長208cm・体重138kgと前週に対戦したガードナーを凌ぐ巨漢選手だ。ゴール下で彼にボールが渡ってしまうと止めることは容易ではない。破壊的なパワーとサイズでインサイドをこじ開けてくる。12月13日現在12勝10敗と中地区4位で、虎視眈々とチャンピオンシップ出場を狙っている。
対する我らがフェニックスは、地元浜松学院高校出身の#12 ダシルバ ヒサシの活躍に期待したい。
彼が高校3年生の2017-18シーズンに、フェニックスと特別指定契約を結び、B1最年少出場記録とB1最年少得点記録を成し遂げた将来を嘱望される逸材だ。浜松学院中学校在籍時の2014年にU16日本代表候補に選出されており、浜松学院高に進んでからは2016年から2年連続で全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)に出場した実績をもつ。今回対戦する宇都選手のように、近い将来Bリーグの「顔」になれる選手として地元出身選手の彼を後押ししてくれるファンは多い。現在はなかなか出場機会に恵まれてはいないが、コートの上で活躍するその日をフェニックスブースター全員が待ち望んでいる。
彼のポジションには、#73 田渡修人、#11 岡田慎吾、#5 川嶋勇人、#6 長谷川智伸とチーム内には強力な先輩たちがおり、出場する道のりは決して平たんではない。しかし、フェニックスが頂点を目指していくためにも彼の成長は必須であり、序盤苦しんだ流れを変える大きな原動力となってほしい。
現在のスタープレーヤーたちのプレーはもちろんだが、未来のスーパースターのプレーも見逃すな!
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