B.LEAGUE3年目。チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫くも、苦しんだ序盤戦。そこに#1 ジョシュ・チルドレスという強力な新戦力を加え、これからの戦いから目が離せないフェニックス。
今シーズン初の平日開催となる今回の相手は、新潟アルビレックスBB。bjリーグから続く熾烈な争いを繰り広げてきたライバルだ。
今シーズンはすでにアウェーで3試合対戦しており、フェニックスは1勝2敗とここまで負け越している。
新潟のキープレーヤーは何といっても#54 ダバンテ・ガードナーだ。
身長203cmと外国籍選手としては大きくはないが、体重132kgと巨漢ながら柔らかな身のこなしとシュートタッチを持ち合わせ、昨シーズンの得点王であり、今シーズンも得点王争いのトップに君臨している。彼を起点としたピック&ロール、ユーロステップからのシュート、体を預けてファウルを誘ってのバスケットカウントは、Bリーグ全体を見渡してもアンストッパブルな存在だ。
また、日本バスケ界の顔の一人、#7 五十嵐圭も38歳ながら、ここまで1試合平均33分以上の出場で11得点以上する衰えしらずの存在だ。
五十嵐・ダバンテのホットラインだけではなく、池田、上江田、鵜沢など3Pの名手がそろっており、インサイドの#34 ラモント・ハミルトンも重量級の選手ながらシュートが上手い選手だ。
11月18日時点で、12勝5敗とフェニックスが所属する中地区の1位をキープしている。悲願のチャンピオンシップ出場を狙っている新潟としては、「負けたくない」と強い気持ちで乗り込んでくるだろう。
対する我らがフェニックスは、2シーズンぶりに電撃復帰した#1 ジョシュ・チルドレスの活躍に期待したい。
今シーズンのルールにより、外国籍選手3名と契約しているフェニックスは、2名しか登録できない毎試合を状況に合わせて組み合わせている。
チルドレスが出場しない可能性もあるが、ブースターの期待は「チルドレス vs. ガードナー」だ。11月17日の復帰戦ではいきなり30得点をたたき出したチルドレスとリーグNo.1のスコアリングモンスター ガードナーとの対決は、バスケファンにとっては見逃せない対決だ。
もちろんチルドレスが出場しなくとも、#2 ロバート・ドジャー、#45 ウィリアム・マクドナルド、そして日本代表候補#8 太田敦也のビッグマンたちが、インサイドの支配権を握ってくれるはずだ。
フェニックスが頂点を目指していくためにも同じ中地区の新潟を倒さねば道はない。ここまで分が悪い状況だが、ここで流れを変える大きな勝利を掴み取りたい。
Bリーグ初年度にフェニックスブースターの心を鷲掴みにしたチルドレス。まだ観たことがない人も、会場に来ればチルドレスの華麗なプレーに酔いしれることだろう。彼の一挙手一投足を見逃すな!
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