B.LEAGUE4年目のレギュラーシーズン第11節。今シーズンは「B STRONG」というスローガンを掲げるも苦しいシーズンの始まりとなり、HCの交代という苦渋の決断を乗り越えて、チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを貫き通し長いシーズンを戦い抜く。

ホームゲーム4節目の相手は、”三河ダービー”シーホース三河が相手だ。

母体である1947年の「アイシン精機バスケットボール部」創部以来、現在に至るまで数々のタイトルを獲得してきた名門クラブ。特に2002年以降天皇杯では9度の優勝を誇り、スーパーリーグ、JBL、NBLといった歴史の中で優勝を勝ち取ってきた名門中の名門だ。
しかし、そんな名門クラブもB.LEAGUEに参入して3年経つが優勝には未だ届いていない。そこで今シーズンのオフは、悲願の優勝を力づくで奪うべく大補強を敢行した。その先頭を走ってくるであろう三河の注目プレーヤーは、若きスコアラー#2 岡田侑大だ。
若干21歳の若武者は、地元京都の名門東山高校で頭角を現し、2年時に京都で開催されたインターハイではベスト4進出。3年時には主将としてウィンターカップ準優勝を遂げるなどチーム躍進の原動力となった。大学は関東1部の拓殖大学に進み、1年時から起用されると関東大学リーグ制覇を成し遂げ、2年時には新人戦を制するなど間違いなく大学バスケシーンの主役を担っていくことが有望視されていた。そんな中、2018年10月に拓殖大学を中退し、11月より特別指定選手としてシーホース三河へ電撃入団。当時二十歳ながらリーグ戦40試合に出場し、21分のプレータイムを獲得し、平均10.3得点とプロの世界でも非凡な才能を見せつける。今シーズンは14試合終了時点で全試合スターティング5で出場しており平均11.3得点と自身の才能が本物であることを証明し続けている。しかしながら彼を止めずしてフェニックスの勝利は見いだせない。さらに、こちらも横浜より電撃移籍の元祖オフェンスマシーン#1 川村卓也、Bリーグのスコアランキングで3年連続日本人トップとなったこちらもオフェンスマシーンの異名をとる#14 金丸晃輔、そして2年連続Bリーグ得点王に輝いたアンストッパブルなプレーヤー#54 ダバンテ・ガードナーなどオフェンスマシーンが勢ぞろいしている。

対するフェニックスは、今シーズン加入したルーキー#6 北原秀明の活躍に期待がかかる。
北原は西の名門東海大九州出身のプレーヤーだが、全国的には無名であった。4年時に怪我を追ってしまい大学集大成となるラストシーズンにプレーが出来なかったためだ。しかし、彼のしなやかさとシュート力にはスケールの大きさを感じ、ルーキーらしいアグレッシブなプレーで名だたるオフェンスマシーンたちをなぎ倒すシーンをファンは待ち望んでいる。

西三河と東三河のプライドをかけた”三河ダービー”はお互いに落としたくない一戦であることは間違いないが、ここは我々のホーム豊橋市総合体育館。フェニックスブースター一丸となって会場でジェシー・ゴーバンを、フェニックスの選手たちを後押ししてほしい！会場で北原のアグレッシブなプレーと相手エースを抑え込むガムシャラなディフェンスを見逃すな！