B.LEAGUE3年目のレギュラーシーズンも日本代表活動期間を終え、熾烈な後半戦へと突入する。チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを信じ、怒涛の6週連続の週末ホームゲーム2週目を迎えるフェニックス。
Bリーグ初代チャンピオンを相手にした翌週は、Bリーグ2代目チャンピオンのアルバルク東京(A東京)が相手だ。A東京と言えば、初年度のチャンピオンシップのクォーターファイナルで対戦した因縁の相手だ。Bリーグとなってから6度対戦したが、未だ勝ち星を奪えていない天敵だ。
そんなチャンピオンチームの注目すべきプレーヤーは、日本代表としても活躍する#24 田中大貴だ。
先日のFIBAワールドカップアジア地区予選での攻守両面で安定した活躍は記憶に新しい。
Bリーグ界のプリンスと呼ばれ、華麗なシュートはもちろん、ピックアンドロールからのツーメンゲームは止めるのが困難であり、凄まじいディフェンス力で相手エースを徹底的に封じ込める代表選手だ。
A東京は他にもスター選手を数多く擁する。
#6 馬場雄大は、名門筑波大から入団し、昨シーズンの新人王に輝き、日本代表メンバーにも名を連ねるライジングスターだ。そして、#15 竹内譲次は双子の兄である栃木の竹内公輔とこの世代の代名詞「竹内世代」と呼ばれ長らく日本代表を支えてきた名プレーヤーだ。そこに、若くして日本代表候補にもなっている#32 シェーファー アヴィ 幸樹という次世代のビッグマンをそろえる。そして、インサイドには#51 ミルコ・ビエリツァ、#53 アレックス・カーク、#31 ジャワッド・ウィリアムズという非常に強力な外国籍選手をそろえる。それだけではない、PGの3人#3 安藤誓哉、#1 小島元基、#2 齋藤拓実は、年代別の日本代表や大学時代関東一部でプレーするなど常に日本バスケ界のトップシーンを駆け抜けてきた若武者だ。#10 ザック・バランスキー、#13 菊地祥平は屈強な体を活かし激しいディフェンスでチームにエナジーを与える。そんな個性的で強力なチームをアルバルク東京在籍12シーズン目を迎える大ベテラン#7 正中岳城がキャプテンとしてまとめ上げている。まさにチャンピオンチームに相応しい陣容だ。
対する我らがフェニックスは、地元豊川が誇る日本代表ビッグマン#8 太田敦也がエリート集団の前に立ちはだかる。
太田は決して派手な選手ではない。平均得点も6.7点、平均リバウンドも3.5本と数字だけ見れば物足りなさを感じてしまうことだろう。しかし、彼の持ち味は「数字に残らない泥臭いプレー」だ。206cmと恵まれた体格で、ゴールしたで数多の屈強な外国籍選手たちを相手に体をぶつけあい戦ってきた。彼が泥臭くも激しく戦うことで、三遠ネオフェニックスが誇るシューター陣は安心してシュートを打ってきたのだ。太田という日本人ビッグマンが居ることで、#1 ジョシュ・チルドレスという圧倒的な存在がより輝きを放ち、鈴木、寺園、渡邊らPG陣も安心してボールを預けられ、川嶋、長谷川、岡田、ダシルバ、菅野、田渡らSG/SF陣はより活発にコート上でボールをシェアし、安定感抜群のビッグマン#45 マクドナルドがゴール下でさらに活躍し、どこからでも得点が取れるチームに仕上がっているのだ。
今節もチャレンジャーとして臨むホームゲーム。エリート集団に立ち向かい、「チャンピオンであったのは昨シーズンの話」だったことをコートで表現してくれるはずだ。
その為にも彼らとともに会場でぜひ一緒に戦ってほしい!ホームアリーナである豊橋市総合体育館へ集え!
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