B.LEAGUE3年目のレギュラーシーズンも日本代表活動期間を終え、熾烈な後半戦へと突入する。チームの伝統である「ディフェンス→リバウンド→トランジション」というチームバスケットを信じ、怒涛の6週連続の週末ホームゲームを迎えるフェニックス。
代表活動期間明けの初戦の相手は、Bリーグ初代チャンピオンの栃木ブレックスだ。アウェー栃木での対戦はこれまであったが、Bリーグ3年目にして、初めてフェニックスのホームゲームに栃木を迎える。
やはり注目すべきは、日本で最も知名度の高いBリーガーであり、NBAの分厚い壁を切り開いた開拓者#0 田臥勇太だ。
現在38歳の大ベテランとなった田臥だが、今シーズンここまで故障により6試合にしか出場できていない。
しかし、その存在感たるや他を圧倒しており、2016-17シーズンのファイナルでコート上で躍動していた姿はまだまだ記憶に新しい。
世界最高峰のNBAでの経験、日本復帰後となる2008年から在籍する栃木のフランチャイズプレーヤーとして精神的支柱としてチャンピオンとしてのメンタリティを高く維持している。
田臥率いる栃木には、Bリーグの顔と呼べるプレーヤーが目白押しだ。
まずは、昨シーズンまで6年間プレーしたシーホース三河を退団し、日本代表のエースとしてさらなる成長を求め、オーストラリアという世界ランキング10位に位置する強豪国の国内リーグへチャレンジし、1月に栃木へ電撃復帰した#6 比江島慎がいる。そしてインサイドには、在籍6シーズン目を迎える大黒柱#22 ライアン・ロシター、#4 ジェフ・ギブスの日本でも指折りの強烈な外国籍選手がいる。また強豪ひしめく東地区で2位と言うポジションをキープしてきた原動力、#9 遠藤祐亮、#13 渡邉 裕規、#18 鵤 誠司などフェニックスにとっては非常に厄介なプレーヤーだらけだ。
対する我らがフェニックスは、#73 田渡修人が燃えないわけにはいかない。
田渡は名門筑波大を卒業後、栃木で3シーズンを過ごし、田臥勇太を間近に見て育ってきた。栃木時代は、プレータイムをなかなか得られず臥薪嘗胆の日々を過ごしたが、常に田臥の存在や言葉が田渡のモチベーションとなり、腐ることなくただひたすらにバスケットボールに向き合ってきた。だからこそ、田渡のホームに迎えるこのゲームで、田臥の目の前で、成長した姿を見せることこそが、田臥への恩返しとなる。田渡のクイックリリースでの3ポイント、ドライブからのフローターシュートなど、存分に活躍してくれるに違いない。そして、田渡の長距離砲と相まって、フェニックスが誇るビッグマンの#1 チルドレス、#8 太田、#45 マクドナルドたちがフィニッシャーとしてゴールを重ねてくれるはずだ。
チャレンジャーとして臨む今節。怒涛の6週連続となる週末ホームゲーム、その初戦を飾るにふさわしい強敵が目の前に。会場をフェニックスレッドに染め上げ、選手たちとともに戦うべく、浜松アリーナへ集え!
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